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【長野市】障害の有無に関わらず、安心して利用できる「やさしいお店」のタウンミーティングが開催されます

akiko歩くの大好きライター(長野市)

「長野市障害者にやさしいお店登録制度事業」を知っていますか?

長野市は、障害のある人もない人も、すべての人をあたたかい気持ちで対応する事業者を「やさしいお店」として登録してもらい、障害のある人の社会参加を応援する「長野市障害者にやさしいお店登録制度事業」を行っています。

障害者差別解消法の啓発として始まったもので、登録すると、長野市からステッカーが送られます。店頭に掲示して広く周知してもらう仕組みの制度です。

「やさしいお店」のステッカー
「やさしいお店」のステッカー

身近にある「やさしいお店」

障害があるからという理由で差別されたり、特別視されたりするのではなく、障害のある人もない人も、おたがいに一市民として社会の中で当たり前に生活できる社会を目指す、やさしいお店登録制度。

8月10日現在で293店が登録されています。(長野市ホームページ参照)

こども広場じゃん・けん・ぽん
こども広場じゃん・けん・ぽん

開館した当初から、障害のある子が安心して過ごせる場所、親御さんが相談できる場所として開いてきた「こども広場じゃん・けん・ぽん」は、登録店の一つです。

能登重鰹節店
能登重鰹節店

中央通りの「能登重鰹節店」もやさしいお店。

こうして、心のバリアフリーの気持ちを表明するお店が増えていけば、きっと誰もが過ごしやすく居心地の良い街になっていくと思います。

10月27日(木)タウンミーティング開催!

10月27日に長野市芸術館アクトスペースで、「やさしいお店タウンミーティング」が開かれます。

長野県では、今年の4月から「障害のある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」が施行されました。

この条例では、お店や会社などの民間事業者には、障害のある人への合理的配慮が義務付けられています。「合理的配慮」というと難しく感じられるかもしれませんが、前半の講演会で、わかりやすく解説してくださるそうです。

後半のシンポジウムでは、車いすユーザーの方が、街の中でさまざまな人と関わりながら生活する様子を話してくれます。

障害者にやさしいお店推進室のご担当者さんは、「日ごろ福祉に関わりのない方も興味を持って聞いていただける内容かと思います。やさしいお店が増えることで、障害のある人も街に出ていきやすくなり、双方向のコミュニケーションが深まることを願っています」と話していました。

自分だけが心地良いより、みんなが心地良いと感じられる場所が増えたら、地域全体がとても幸せになれると思います。少しだけ周りに目を向けるきっかけができるよう、タウンミーティングに関心を持っていただけるといいなと思います!

当日は「ふくしネットフェスタ」が同時開催で、福祉事業所の製品販売や、障害のある人のアート展示なども行われます。

【イベント情報】
やさしいお店タウンミーティング
長野市障害者にやさしいお店Instagram
日時:10時27日(木)13時~16時
場所:長野市芸術館アクトスペース
主催:長野市、長野市障害ふくしネットやさしいお店プロジェクト
問い合わせ先:
長野市障害福祉課 Tel:026-224-5030
障害者にやさしいお店推進室 Tel:026-262-1110
*記事の内容は取材当時のものです。

歩くの大好きライター(長野市)

長野市在住。甘いもの、古いもの、エコなもの、変わったもの、とにかく面白いものが大好きです。長野市の魅力を発信していきます!

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