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【名著に学ぶ】"ほどよく忘れると楽になること3選" 91歳の人生訓に、心がじんわり温まる…

はるママ読書家
画像はイメージです。出典:ちょうどいいイラスト、Canva

こんにちは、読書家・はるママです。

長く生きていると、「いつの間にかすっかり忘れていた記憶」や、「忘れたいけど忘れられない苦い思い出」など、さまざまなことが積み重なっていきますよね。

最近、91歳の心療内科医・藤井英子さんの名著「ほどよく忘れて生きていく」を読んで、心がじんわりと温まりました。

この本には、71個のステキな人生訓があるのですが、この記事では、肩の力がスーッと抜けて楽になれたお話を3つ、ご紹介しますね。

1.「迷惑かけない」を忘れてみた

「漢方心療内科藤井医院」には、堰を切ったように自分のつらい気持ちを打ち明ける女性がいらっしゃるそうです。仕事での人間関係や、夫との不仲、子育ての悩み…

とくに、誰かと折り合いをつけるために自分だけがしている我慢は、心身の不調をきたします。

と藤井先生は言います。漢方薬品メーカーであるツムラの調査によると、20代から50代の女性の8割が、心身に不調を感じているにもかかわらず、「隠れ我慢」をしながら生活していることがわかりました。

アラフォー主婦の私も、身に覚えがあります。「自分が我慢すれば丸く収まるから」「周りに迷惑かけたくないし…」「言っても、わかってもらえない」。そんな気持ちが我慢に我慢を呼ぶんですよね。

藤井先生は、「その我慢は、本当に必要な我慢でしょうか?」と問いかけます。

大変でも乗り越えるための力が湧いてくるときは、我慢ではなく「頑張りどき」。ただの「我慢」は、ひとりよがりであることがほとんだだそうです。

「迷惑かけたくない」という気持ちをちょっと忘れてみて、「しなくてもいい我慢を続けていないかな?」と自分に確かめてみませんか?私はそうすることで、なんだかラクになれましたよ。

2.「完璧」を忘れてみよう

仕事は順調、プライベートは最高、人間関係も常に満点!…そんな人がこの世にいるでしょうか?

すべてにおいて「完璧」を求めて、「自分の力で」「満点でなくては」と、踏ん張り続けているように見える方に藤井先生は、「少し力を抜かれては」と伝えることがあるそうです。

私の心に響いたのは、「自分に無理をさせないということは、手抜きなんかではありません」という言葉。

子育てや介護も、完璧にやったから完璧な結果が出るというものではありませんよね。ときには誰かの力を借りて、時間と心にゆとりを持つのもステキです。

3.「不幸せ」を忘れて楽になる

あなたは、不幸せをゼロにして、幸せを100にすることを目指していませんか?

藤井先生は、診察室で多くの方と話していると、「転職すれば幸せになれる」とか「夫に大切にされないから不幸せ」とか、不幸せを誰かのせいにして、自ら幸せを失っているように感じてしまうときがあるそうです。

「幸せは比率では決まりません」という言葉に、私はハッとしました。自分が思う不幸せをすべて排除しなくても、今ある「ありがたさ」を実感するだけで、一瞬で幸せになれるんですよね。

こういうことを夫から諭されたりすると、つい反発したくなる私ですが、91歳の藤井先生の人生訓だと思うと、スッと腹に落ちます(笑)

まとめ

私が、ほどよく忘れて楽になったことは、「人に迷惑かけたくないという気持ち」「手抜きだと思われたくない完璧主義」「不幸せをゼロにする努力」でした。

「ほどよく忘れて生きていく」を読んでいると、藤井先生のお人柄が感じられて、ひとつひとつのエピソードに、心が温まります。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

私が91歳まで生きられたとしたら、こんな女性になりたいと思える理想の姿を、見せていただいた気分です。

【参考文献】「ほどよく忘れて生きていく」
藤井英子・著  サンマーク出版
この本に出会えたこと、感謝しています。

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読書家

8歳娘と6歳息子の子育ての傍ら、趣味で年間100冊以上の本を読んでいます。今まで、読書によって救われたことが何度もありました。小さな気づきが、人生を大きく変えることってありますよね。私の「読書からの学び」を綴った記事が、あなたのお役に立つのなら、幸いです。この出会いに感謝しています。

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