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【パラアイスホッケー】日本代表に好機到来! 韓国が自力でピョンチャンへ! ロシアは出場停止に!?

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
パラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)日本代表(写真:伊藤真吾/アフロ)

韓国のカンヌン(江陵)で開かれているパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)世界選手権(Aプール)は大会6日目を迎えました。

今日の第1試合の結果によって、韓国が4位以上になることが決まり、今大会の上位5チームに与えられるピョンチャン(平昌)パラリンピックの出場権を勝ち取りました。

▼韓国が自力でピョンチャンへ!

韓国が自力で出場権を手にしたことにより、開催国出場権が行使されないことに。

これによって、ピョンチャン パラリンピックの出場権を懸けた最終予選(開催時期、開催場所は未発表)によって決まる出場枠が1つ増えて、「3か国」に決定。

▼ロシアは出場停止 !?

一方で、共同通信などが報じているように、国際パラリンピック委員会(IPC)は、国ぐるみのドーピング問題を受けて資格停止中のロシアについて、

「来年のパラリンピックに参加する可能性を閉ざした訳ではない」

としながらも、

「昨年11月に示した資格回復の基準を満たしていない」

との判断を1月末に下し、ピョンチャンの出場権を争う予選への参加を求めたロシア・パラリンピック委員会の要望を退けました。

この決定により、ロシアは今大会にも出場できませんでしたが、このまま出場停止が続けば、前回の世界選手権で「銅メダル」。そしてソチ パラリンピックでは「銀メダル」を勝ち取った強敵と、日本はピョンチャンへの出場権を争わなくても済むことに!

銀メダルを手にした「バンクーバー パラリンピック」以来、2大会ぶりの出場を狙う日本代表への追い風になるのは明らかです。

尚、20日まで続く「世界選手権」の模様は、IPCの You Tube チャンネルで、全試合ライブ配信されています。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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