【京都市】東山区 平安時代の女性歌人で六歌仙・三十六歌仙の一人『小野小町』にゆかりの『退耕庵』!
京都の圧巻のモミジは、夏の青紅葉、そして秋の紅葉とよく知られています。
その中でも人気があるのが『東福寺』。
冬の葉が落ちた状態でも綺麗ですね♪
海外からのお客様がいらっしゃったときにはいつもお世話になっており私も、よくご案内させていただいてました。
職員さんたちともいつも仲良くさせて頂いている『東福寺』は、臨済宗東福寺派の大本山です。
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『東福寺』の仏殿にある天井画の龍図は17日で堂本印象が完成させた「天龍」!
『高津商会』の小道具たちが活躍している時代劇や2時間ドラマの撮影などのロケ地としてもよく使われている場所でもありますよ♪
その『東福寺』塔頭である『退耕庵』さん。
1346年(貞和2)の創建です。
「戊辰役殉難士菩提所」の碑があります。慶応4年(1868)の鳥羽伏見の戦いの際に、東福寺に長州藩の陣が置かれていたことからその戦いの殉難者の菩提所となったそう。
ご本尊は千手観音様です。
小野小町ゆかりの寺として知られる『退耕庵』さんは、応仁の乱で衰微したが、慶長年間(1596-1615)に安国寺恵瓊(えけい)が再興しました。
『小野小町百歳井戸』
百歳とは年齢ではなく年を重ね花の色が褪せていくように、昔日の美しい姿はなく、老いさらばえたことをいうそうです。
井戸の水面に写った自分の姿を見て嘆いたといわれています。
その井戸があります。
また、古い平安時代に活躍した小野小町ゆかりの玉章地蔵(たまずさじぞう)が小町堂と呼ばれる地蔵堂に安置されています。
私はこのお地蔵様がとっても好きなんです♪
地蔵堂の高さ2メートルの地蔵菩薩像は、「玉章地蔵」(ふみはり地蔵)の名で知られ、平安時代の女流歌人で絶世の美女といわれた小野小町に贈られた恋文を胎内に納めて作ったそう。
ロマンチックですね♪
小野小町は、深草少将の百夜(ももよ)通いの伝説があるように多くの男性から恋文をもらっていたと伝わります。
非公開の茶室作夢軒は、忍び天井などがあり、関ヶ原合戦の謀議をしたそうです。
「東福寺」を訪れたならぜひ、「退耕庵」で小野小町のロマンスを感じてみてはいかがでしょう。
退耕庵
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目