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【神戸市】6月5日の神戸空襲があった日から79年

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1945年6月5日の神戸空襲

『火垂るの墓』にも登場する御影公会堂。
『火垂るの墓』にも登場する御影公会堂。

野坂昭如の小説『火垂るの墓』は空襲の中、両親をなくした兄と幼い妹による戦火の中での悲しい物語。その小説のもとにもなっている神戸空襲があったのが、1945年6月5日でした。今から79年前の出来事です。
小説のワンシーンでも登場する神戸市東灘区にある御影公会堂も実際の空襲により被災した建築物です。

石屋川公園にある『火垂るの墓』の碑。
石屋川公園にある『火垂るの墓』の碑。

その御影公会堂の近くにある石屋川公園には『火垂るの墓』の碑が建立されています。アニメ『火垂るの墓』でも描かれていますが、この辺りで焼け残った建物は御影公会堂など数えるほどで甚大な被害を受けた場所でした。

石屋川公園から御影公会堂に向かう空を眺めて。
石屋川公園から御影公会堂に向かう空を眺めて。

現在の混沌としている世界情勢を見ていると紛争が起こるフェーズが変わってきていることを感じます。それは世界のどこにいようと「もし…」という危機感は常に意識しておくべき時代になったということなのかもしれません。

空襲があった同日にこの戦災を思い、犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げます。

御影公会堂
神戸市東灘区御影石町4丁目4番1号
阪神 石屋川駅  徒歩5分

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げツッコミどころもたまには入れてわかりやすくお伝えるように心掛けています。 さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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