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リール選びで飛距離は変わる?高級リールと投げ比べてみた結果

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ルアーフィッシングにおいて非常に重要な要素である飛距離

ルアーを遠くに飛ばすにはキャストの技術、ルアーのサイズや形状、ラインの太さなど様々な要素が関係するのですが、果たして道具の違いによってどれだけの差が生じるのか気になる方もいらっしゃるはず。

そこで今回は、リールの違いがルアーの飛距離にどれだけ影響があるのか実験してみました。

今回使用したリールはこちら

今回はリールの違いによる飛距離の差をチェックするために、二つのリールを用意してみました。

右がシマノの17スコーピオンDCというリールで定価は41,250円とDC(デジタルコントロール)搭載機種としては安価な部類。

右が同じくシマノの23アンタレスDCMDというリールで、定価は84,100円とハイエンドモデルとなっています。

値段が倍ほど違う二つのリールですが、果たして同じルアーを投げた時に飛距離に差はあるのでしょうか?

17スコーピオンDCの飛距離は?

まずは定価4万円程度の17スコーピオンDCから飛距離を測定していきます。

まずは20g程度のフローティングミノーを用意しました。

ラインはどちらのリールも同じPE3号で、実際にキャストしてみると

気になる飛距離は

28mでした。

その後、もう一度キャストしてみたのですが、飛距離は少し伸びて29m。

2回の平均は28.5mとなりました。

続いて17スコーピオンDCで重さの違う40gのメタルジグをキャストしてみます。

先ほどのミノーよりも重量も重く、空気抵抗も小さいので飛距離が出るはずなのですが、実際にキャストしてみると

測定結果は38mでした。

続いて2回目もキャストしてみたところ、結果は41m。

40mのメタルジグは、平均の飛距離が39.5mとなりました。

23アンタレスDCMDの飛距離は?

続いて定価8万円超のアンタレスDCMDに変えて試してみます。

ルアーは先ほどと同じ20gのフローティングミノー、ラインも同じPE3号でキャストしてみると

気になる飛距離は37mと、先ほどの17スコーピオンDCでは見たことのない数値が。

2回目も同様にキャストしてみると、飛距離は同じ37m。

2回の平均値が37mということで

◆20gのミノーを投げた場合

17スコーピオンDC:29.5m
23アンタレスDCMD:37m

と、リールを変えただけで飛距離が8.5mも伸びました

続いて23アンタレスDCMDで40gのメタルジグをキャストしてみます。

先ほどの17スコーピオンDCが40mだったということで、期待を込めてキャストしてみると

明らかに先ほどと違い、遠くにスコーンと飛んでいく感覚が。

では気になる飛距離はというと

52mでした。

筆者の腕だと先ほどの17スコーピオンDCでこの数値は見たことがありません。

そして続くキャストでも

さらに飛距離が伸びて54mまで飛ばせています。

飛距離の平均が53mということで

◆40gのミノーを投げた場合

17スコーピオンDC:39.5m
23アンタレスDCMD:53m

リールを変えるだけで、なんと13.5mもの差が出ています。

今回のタックルはロッドが遠投用のものではなくラインもPE3号と太めだったのですが、ロッドやラインを変えればまだまだ飛距離が伸ばせそうですね。

今回はリールとルアーの飛距離の関係について紹介しました。

キャスティングの技術を向上させることも当然大事ですが、適切な道具を選ぶことでもキャストの飛距離をアップさせることができるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

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