JR京都伊勢丹の期間限定品。老舗和菓子屋12軒の落雁、和三盆の食べ比べが楽しめる贅沢なひと品
現在ジェイアール京都伊勢丹10階催事場で行われているスイーツフェスティバルはご存じですか。2024年5月14日から5月26日まで開催されている同イベントでは、和洋菓子の名店の出店や話題のスイーツの販売などが行われています。今回はその中でもとてもユニークな和菓子を見つけたのでご紹介します。
ご紹介するのは老舗和菓子屋の有志12社からなる「山水會」がつくる「彩瓢菓撰 / さいひょうかせん」です。
カラフルな瓢箪が描かれた彩瓢菓撰は、山水會に属する12社が共通の木型で各社の落雁を作成したという落雁の詰め合わせ。ひと箱で老舗和菓子屋12軒の落雁が食べ比べできるのはとても珍しく、京都らしい粋な企画ともいえます。
お菓子の説明もこのようにされています。どの店がどのような風味や色合いの落雁を作ったのか確認することができます。
お菓子の原材料名等の情報は下のとおり。
上蓋を開けると、色とりどりの落雁が現れます。
面白いのが瓢箪の形。販売しているジェイアール京都伊勢丹による説明では12社が共通の木型を用いているとあったので、てっきり1つのデザインの木型が用いられているのかと思っていたら、6種の瓢箪柄の木型が用いられているとのこと。大きさや厚みは全て同じサイズ。上下が同じ瓢箪デザインです。瓢箪のデザインが同じもの同士で一言ずつ感想(主に食感)と共にご紹介していきます。
まずは船屋秋月さん(赤しそ)と亀屋良永さん(和三盆糖)の落雁から。
船屋秋月さん(赤しそ)は「シャリシャリもちっ」食感。最後に赤紫蘇がほんのり。亀屋良永さん(和三盆糖)は歯ごたえありの「カリッサクサクとろっ」食感。和三盆糖の風味が楽しめます。
続いて亀屋良長さん(カカオ豆)と鍵善良房さん(砂糖/もち米粉)。
亀屋良長さん(カカオ豆)は「カリッサクサクとろっ」の和三盆寄り食感。後味が完全にチョコの攻めた落雁です。鍵善良房さん(砂糖/もち米粉)は「ふんわり」食感の出来立て風柔らか落雁。
次は鶴屋弦月さん(砂糖/餅粉)と小堀日之出堂さん(大豆)。
鶴屋弦月さん(砂糖/餅粉)は「コリッシャリサク」食感の餅米の風味感じる落雁。小堀日之出堂さん(大豆)は「ジャリふわっ」食感のきな粉のような大豆の香りが楽しめます。
続いて三木都さん(玄米)と二條若狭屋さん(抹茶)。
三木都さん(玄米)は「サクッモチッ」食感。香ばしく玄米落雁らしい風味。二條若狭屋さん(抹茶)は「カリッとろっ」食感。砂糖がこまやかで溶けるような和三盆寄りの食感です。
次は笹屋春信さん(ごま)と千本玉壽軒さん(大徳寺納豆)。
笹屋春信さん(ごま)は「ふわっもちっ」食感。胡麻の風味がアクセントです。千本玉壽軒さん(大徳寺納豆)は「ふわっシャリッ」食感のあとにガツンとした大徳寺納豆の辛さとコクが印象に残る風味。
最後は総本家駿河屋善右衛門さん(和三盆糖)と塩芳軒さん(和三盆糖/金箔)。
総本家駿河屋善右衛門さん(和三盆糖)は「コリッサクッとろ」の柔らか食感で口の中でほどける和三盆。塩芳軒さん(和三盆糖/金箔)も「コリッサクッとろ」の柔らかめ食感の和三盆。金箔入りは縁起が良さそうです。
ひと箱で12種類もの落雁が楽しめる老舗和菓子屋の落雁詰め合わせ「彩瓢菓撰」。期間限定の特別な一品なので落雁好きの方、和三盆好きの方はこの機会にいかがですか。ジェイアール京都伊勢丹のスイーツフェスティバルは26日までですが彩瓢菓撰の販売は5月20日までなのでご注意ください。
ショート動画(29秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
ジェイアール京都伊勢丹 スイーツフェスティバル 5月20日(月)までの販売
山水會(鍵善良房、亀屋良永、小堀日之出堂、笹屋春信、塩芳軒、総本家駿河屋善右衛門、千本玉壽軒、鶴屋弦月、二條若狭屋、船屋秋月、三木都、亀屋良長)
価格1,944円(税込)