ゴルフとは知っているつもり、やっているつもりだけでは上達できません!!
こんにちは、Lukeです。
ゴルフとは不思議なスポーツで、プロのスイングを参考にして、自分はその通りにやっているつもりなのに、なぜか現実には大きく違うスイングになっています。
そして一番の問題点は、当の本人が大きく違うスイングになっていることを理解していないことなのです。
何が原因で大きく違っているのか、自分のスイングの真実を知ることが上達の早道になるので、今回はその点について説明します。
自分のスイングの真実を知らずして上達なし!
最近のドライバーの傾向は、どれも高初速を売り物にしているので、ボールが当たった瞬間にコントロールをする間もなく、すぐにフェース面から離れて飛んで行きます。
そんな高初速なドライバーでボールを正確に遠くに飛ばすためには、ボールが捩じれないように「ややアッパーなスイング軌道」でインパクトする必要があります。
特にヘッドスピードが45m/s以下の一般的なゴルファーにとって、「レベルなスイング軌道」や「ダウンブローなスイング軌道」だと、インパクトの瞬間にボールが滑りやすく、突然大きく曲がる現象が起きやすくなります。
それゆえに、飛んで曲がらないボールを打つために目指すべきは、「ややアッパーなスイング軌道」がよいと言われています。
そしてそのような理論は多くのゴルファーがすでに知っていて、それを目指してスイングしているはずなのに、なぜか理論通りにはボールは飛んで行ってくれませんね。
その謎を解明しましょう。
やっているつもり、だけでは不十分!
上の写真は僕の友人のスイングで、スマホのスロー動画の中のコマ送りの1ショットを取り出しました。
「ややアッパーなスイング軌道」とは大違いで、「どうやってそこからボールに当たるの?」と思うくらいに、ヘッドの位置が上空にあり、フェース面も90度くらい大きく開いています。
この1コマの後に本人は、無意識でフェースを強引にターンさせながら、叩きつけるような「超ダウン軌道」でボールをとらえますが、当然のように「左に飛び出してから、右に大きく曲がる」という典型的なスライスボールになっています。
そのスライスボール自体も問題なのですが、もっと大きな問題は、本人はこんなスイングをしているつもりはなく、自分のイメージでは「ややアッパー軌道」でスイングしているつもりだったということなのです。
実際には全く違っているというのに…。
この写真を見て、自分のイメージと現実とのあまりにも大きなギャップに、本人が一番驚いてショックを受けていました。
イメージ(素振り)と現実とは大きな違いがある!
それではなぜ本人は、自分のイメージと現実との大きなギャップに全く気付かなかったのかというと、それは次の写真がすべてを物語っています。
実はこの写真は、ボールをセットしないで、自分のイメージ通りに『素振り』をした時のものです。
このスイングなら、なかなかよい具合に「ややアッパーなスイング軌道」ができていますね。
そしてこのスイングは、特別な意識も必要なく、ごく自然な形でできているのです。
そして後日確認すると、プレッシャーをあまり感じない練習場のショットでも、それに近いスイングはできていたそうです。
ところがラウンドでティイングエリアに立ち、ボールをセットしていざ打とうとすると、「飛ばしたい!」「強く当てたい!」という意識が強くなりすぎて、そこに「うまく打てるだろうか?」という不安要素も加わることで、自分の知らない余計な動きが突如現れて、現実には本人もビックリのひどいスイングになっていたというわけです。
しかも本人はその現実に気付かずに、『素振り』と同じスイング軌道ができていると思い込んで打っていたので、余計に現実とのギャップに苦しむことになります。
自分の真実の姿を知って、理想に近づける!
この写真の僕の友人は、ベストスコア83で、年間アベレージ95くらいの中級者と言えるレベルのゴルファーです。
そんな中級者レベルでも、このように自分のイメージと実際のスイングでは大違い。
友人はラウンド中のスイングを、スマホのスロー動画で撮影したことで真実が発覚しましたが、もしそれがなければ、「なんで練習場のように当たらないんだ?」とずっと解き明かせない悩みを抱え続けることになります。
それどころか、本当は必要のないスイング改造にまで手を出して、どんどん深みにハマり込むことになるのかもしれません。
ただし、このような事実が分かったとしても、自分の潜在意識をコントロールできないことには、理想のスイングには近づけませんね。
そこがまさに「ゴルフはメンタルのスポーツだ」と言われている由縁だと思います。
このように自分の目指しているスイングを実際のラウンドでもできるように、皆さんもスマホのスロー動画を活用して、自分のスイングの真実を確認し、余計な回り道をしないように対処しましょう。
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