【京都市】京都の初詣どこに行く? 厄除け 開運招福 芸事上達 縁結び 商売繁盛 ご利益別に紹介します
いよいよ2023年も師走に入ると、なぜかせわしない感じがしてしまうのが不思議ですね。また穏やかな気候が続いていますが、京都では、12月13日が「事始め」と呼ばれ、この日から正月の準備を始めます。北野天満宮では、正月の初茶に入れて飲むと良いとされる大福梅の授与なども行われます。
正月に向けて準備するものとしては、大根炊きやおせち料理、白味噌の雑煮、京漬物、ご祝儀袋、文の香、風習としては、鑑餅、ほしつき、おけら詣り、注連縄飾りなどが知られているようです。最近は行わない家も多いですが、大切にしたい風習です。
さて、2024年の初詣はどこに行きましょうか? 全般的にいろんな願いを叶えてくださるという日本の神様ですが、やはりその神社の歴史などから強いご利益が違ってくるようです。まずは、厄除けの神様からご紹介します。
厄除けまいり発祥の社と言われるのが左京区の吉田山の麓にある「吉田神社」です。全国の八百万の神を祀り、「斎場所大元宮」があります。 室町時代に吉田兼倶が吉田神道を唱え、戦国期には信長、秀吉、光秀らともかかわりが深く、暗躍したとも言われる吉田兼見卿が当主を務めました。
吉田神社(外部リンク)左京区吉田神楽岡町30
「晴明神社」は、平安時代の官僚でもあった陰陽師安倍晴明を祀る神社です。京都一のパワースポットと言われたりもします。陰陽寮の人々は天文や地理などに精通し、当時最高の科学者たちだったとも言われます。境内には昔の一条戻り橋や可愛い式神の石像などもあります。
晴明神社(外部リンク)京都市上京区晴明町806
「八坂神社」はかつて「祇園感神院」と呼ばれ、牛頭天王を祀っていました。平安時代に全国的に疫病が流行した際に催行された祇園御霊会を始まりとする祇園祭は、この八坂神社の祭例です。大晦日の夜から元旦にかけて、境内の灯籠に「白朮(おけら)」と「削り掛け」を加えた御神火が灯され、参拝者はこの火を吉兆縄に移して持ち帰り、元日の雑煮を炊いたり、神棚や仏壇の灯明を灯したりします。
八坂神社(外部リンク)東山区祇園町北側625
京都市内には約800の神社があります。まだまだ紹介しますね!