【江別市】JR江別駅前の「えべチュン」看板と真新しい外輪船の絵
春の陽気に誘われてJR江別駅周辺をぶらぶら。いつもは目に入っても通り過ぎてしまう、駅前にひときわ目立つ看板をじっくり眺めてみました。
JR江別駅の現在
JR江別駅の駅舎。昨年の2022年は開業150周年を迎えました。江別市の主要駅ですが、昼間は閑散としていて人通りもほぼありません。
ちなみに、江別駅の乗降客数は1日あたり7,238人(2019年)で、2014年をピークに右肩下がりです。同じ市内の野幌駅は12,806人(2019年)、大麻駅は14,218人(2019年)となっており、大きく水をあけられた状態ですね。
個人的には現在の江別駅前の、この閑散とした雰囲気は大好きなのですが、江別の発展を願う身としてはあまり大きな声では言えません。
江別駅前のえべチュン看板
それはそうと、駅を出てすぐ右手に目に入るのが、江別市のゆるキャラ「えべチュン」が描かれた大きな看板。ずいぶん前から変わらず民家の壁に付いている、江別市民にはおなじみの看板です。
大きく書かれた「ようこそ江別へ」の文字と「えべチュン」が目を引きます。いつ頃から付いている看板か分かりませんが、色褪せながらも文字はしっかりと読めます。
ですが、江別駅周辺もここ数年でずいぶん変化しており、表示されている店舗もずいぶん無くなっています。
看板の左側、「らーめん味◯」さん、「BAKER KITCHEN P」さんも閉店。
一番大きく出ている「市民のスーパーマーケット 生鮮えべつ」さんは2019年に撤退しています。「OLD-e♯(オールド・イー)」さんが入居していた北陸銀行江別支店の建物には現在「Bistro & café soup (ビストロカフェスープ)」さんが営業中。「舞居都」さんは野幌へ移転。
江別駅前西側・外輪船の絵
ところで、江別駅を出て左側にある絵が変更されていたので、合わせてご紹介。
JRの倉庫の壁を利用して以前から絵が飾られていましたが、いつの間にか絵が変わっていました。
描かれているのは外輪船・上川丸と鉄橋を渡る蒸気機関車の風景。かつて舟運が盛んだった頃、石狩川に外輪船が行き交い、江別市条丁目に接した千歳川沿いには「江別港」という港があり大いに栄えました。江別の歴史を伝える素敵な絵ですね。
その「江別港」があった千歳川堤防は現在大規模な整備が進められており(※かわまちづくり計画)、数年後には川沿い周辺の景観が一変するようです。
※以前掛かっていた絵については以下の記事をご参照ください。
JR江別駅横の札幌保線所江別保線管理室の建物が工事中[江別市萩ケ岡]