メルセデス・ベンツ、初の電気自動車を日本初展示
メルセデス・ベンツ日本株式会社は、同社の電動モビリティ包括ブランド「EQ」の日本での展開を始めた。
今回の発表では、六本木にある同社のブランド発信基地Mercedes me東京に、2016年にダイムラーが提唱した中長期戦略「CASE」が普及した未来のライフスタイルを体験施設「EQ House」として提案。これを約2年間の期間限定で3月13日よりオープンする。
「EQ House」はメルセデス・ベンツ日本株式会社と株式会社竹中工務店のコラボレーションによるこの体験施設は、竹中工務店の最新の技術とデザインによって具現化したもの。建築にはAIが採用され、人と家がダイレクトにつながるものとなっており、メルセデス・ベンツ初の電気自動車EQCはこの体験施設のコンセプトのもと、室内に収納される形で展示される。電気自動車だからこそ、家の中に入り込み、家とつながる新たな存在であることを示唆している。
今回用いられたEQCは、2018年9月にスウェーデンで発表したメルセデス・ベンツ初のEVとなる。現在発表されている性能は、WLTPモードでの航続距離400km以上。非同期式モーター×2となる四輪駆動で、出力は408ps、最大トルクは765Nm、最高速度は180km/hで、0-100km/h加速は5.1秒を実現するという。バッテリーはリチウムイオン式で、容量は80kWhとなっている。
今回の発表会では、竹中工務店とのコラボによる体験施設の紹介がメインだったが、メルセデス・ベンツ日本株式会社1月の年頭会見において2019年央にEQCを発表すると明言しており、着々と準備が進んでいるようだ。電気自動車に関して輸入車インポーターでは、ジャガーが昨年発表したI-PACEがまもなくナンバーが交付され試乗会等を行う予定で、アウディもe-tronを今年発表するとしている。