第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 大会第1日目ダイジェスト①
【つかさ球場・第1試合】
全国高等学校連合丹波 0-8(5回コールド) 福知山成美
丹波 000 00 0
成美 025 1X 8
【バッテリー】
丹波 安野 愛・坂本奈々香ー東尾 凜
成美 伊藤 春捺ー笹本 美空
福利山成美、1イニング5得点で8回コールド勝ち
福知山成美打線は、2回に一死二塁で7番・後藤彩希さんのタイムリーなどで2点を先制すると、3回は打者10人の猛攻で5得点、4回にも1点を追加し8得点。投げてはエース、伊藤春捺さんがキレのある変化球と制球力で相手打線を完全に封じ、8回コールド勝ち。福知山成美は、24日に履正社と対戦します。
福利山成美・長野恵利子監督の談話
「初戦だけあって、初回は動きがまるでロボットのように硬い動きの中、伊藤が良く投げた。相手打線もよく振ってくれたが、変化球のキレがよく、うまくカウントがとれたのが良かった。履正社には選手権で一度も勝っていないので、何としても勝ちに行く。強豪だけに簡単にはいかせてくれないでしょうけれど、気持ち引き締めて挑みます」
福知山成美・伊藤春捺投手の談話
「昨日はゆっくり眠れました。マウンドでは楽しめました。正直、甘くて危ない球もありましたが、守備が守って助けてくれました。履正社は打ってくるので、今日のように甘い球にならないように気をつけて、何とか2点以内におさえたいです」
連合丹波・東尾凜主将の談話
「2日間だけの合宿でしたが、みんな一つになれたと思います。福知山成美は、全員長打力のある強打者だと思いました。カウントが悪くなると真ん中に投げるしかなくなり、そこを捉えられてしまいました。伊藤さんには内外を決められ、手も足も出ませんでした」
【つかさ球場・第2試合】
熊本国府 2-6 日南学園
熊本 000 000 2
日南 015 000 6
【バッテリー】
熊本 田中 遥ー植田 空良
日南 大山 智絵・赤間 そら・河野 亜美ー三輪 夏恋
日南学園、ランニングホーマーが飛び出し圧勝
1点リードで迎えた2回、日南学園は二死満塁で6番・投手の大山智絵さんがライト方向に放った打球に対し守備がもたつく間に走者一掃、大山さんも生還しランニングホームランに。投げても自身で奪った大量リードを守り切り完投と投打に活躍し、初陣、熊本国府を退けました。
日南学園・大山智絵さんの談話
「打ったのはアウトコースのまっすぐ。それだけを狙っていました。ライトゴロかと思ったけれど(打球が)後ろへ転がったので走りました。ボールを追いかけるセンターの足が速かったのでサードで止まるつもりが、三塁コーチャーが腕をグルグル回していたので、ホームまで走り抜けました!
去年も私が投げましたが負けてしまい、センバツも最後に打たれて負けしまっていたので、今日、初めて勝つことができました。打たせてとるつもりで、その通りできて良かったと思います。いくつかバランスを崩して投げていたので、次は修正したいです」
熊本国府・河野博行監督の談話
「実は20失点くらいするのじゃないかと内心ヒヤヒヤしていたのですが、1年生の田中がよく投げてくれました。とはいえ6失点は守備のエラーがらみなので勿体なかったです。うちの打線は、1点獲得を目標にしていただけに、2得点できたことは非常に意味があると思います」
(写真は全て筆者が撮影)