保活暗闇!保育園見学できなかったと嘆く前にできること3つ「園庭で聞き耳・一週間後に電話」
現役の保育士です。
前回の記事で、「4月に新入園できる0歳児は3人なのにたくさん保育園見学の申し込みをいただいた」と筆者の勤務園の現状を報告しました。
実際、見学会は早々に満席になってしまい、参加をお断りしなくてはいけない方も多数いました。
ただ、保育園見学したからと言って、入園できる訳でもその保育園についてすべて知ることができる訳でもありません。
今回は、保育園見学できなかったと嘆く前に、候補の保育園を知るためにできることを紹介します。
保育園見学できないことは珍しくない
保育園見学ができなかったからといって、悲観しないでください。
見学会の時期はちょうど運動会などに重なることもあり、保育園見学の準備をするのに十分な時間も人員も割けないのが現状です。
筆者の保育園でも見学会の申し込み開始から3時間で、すべての枠が埋まってしまいました。
保育園見学できなくても悲観せず、見学会に参加する以外の方法で保育園の情報を集める方に切り替えるのがおすすめです。
保育園見学できなかったと嘆く前にできること
数日後にもう一度電話してみる
見学会が満席だと参加を断られた場合、数日後にもう一度、ダメ元で電話してみるのも一案です。
「見学会が満席とのことですが、もしかしてキャンセルが出ていないかと思いまして・・」という体で聞いてみると良いでしょう。
実際、筆者の勤務園でも後からもう1日見学会に時間が割ける日が出てきたので、追加で受け入れした年がありましたよ。
園庭で聞き耳を立てる
保育園の先生、基本的に声が大きいです。
このため、散歩がてら園庭で聞き耳を立てれば、子どもとのかかわり方や対応の様子が良く分かります。
子育て支援室の保育士に聞く
情報収集目的なら、地域の子育て支援室(子育て支援センター)で子どもを遊ばせながら、支援室にいる保育士に聞いてみても良いでしょう。
ずばり、「〇〇保育園に入園したいのですが、評判はどうですか」と単刀直入に聞いて大丈夫です。
子育て支援室の責務の一つが保護者支援なので、保育士たちも地域の保育園・幼稚園を利用する保護者の話にはよく耳を傾けています。
このため、支援室の保育士は地域の保育園の情報を良く知っていますよ。
個別に見学できるか頼み込む
保育園見学会終了から1か月後、落ち着いた頃に個別に見学をさせてもらえるか聞いてみるのもありです。
実際、筆者の保育園でも、毎年2-3家庭ほどは個別に受け入れています。
保活のマニュアルには「9月~10月頃の保育園見学会に参加する」などと書かれているので、見学会に参加できなかったら手遅れかのように勘違いされがちです。
見学会の時期以外に見学できるよう試みるのも一案です。
在園児の保護者に突撃
稀なうえ、非常に勇気が要りますが、お迎えなどで出入りする在園児の保護者に突撃取材をするという方法もあります。
いきなり声をかけることになりますが、利用者側の生の声を収集するという意味では効果抜群です。
まとめ
保育園見学できなかったと嘆く前に、候補の保育園を知るためにできることを紹介してきました。
保活のマニュアルで「見学会への予約は必須」などと解説されていますが、それは誤解です。
正規の見学会以外にも保育園を知る方法はいくつもありますよ。
希望する全員がそれぞれの家庭に合った保育園に入園できることを願っています。