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【横浜市】今夜、動物園どう?8月土日は20時半閉園に 野毛山・ズーラシア・金沢の3動物園

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

8月の週末限定で行われている「よこはま夜の動物園2023」。横浜市内の動物園三園が、20時半まで開園時間を延長している。最終入場時間は動物園によって異なるため要確認。初日の土曜日、夜の野毛山動物園を訪ねた。

よこはま夜の動物園2023
開催場所:ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園
開催日:8月の毎週土曜日・日曜日および11日(金・祝)
開園時間:20:30まで開園時間を延長(最終入園時間は、ズーラシア19時、野毛山動物園20時、金沢動物園19時半)

通常は16時台に閉園となる市内動物園。8月の週末、野毛山動物園では「ナイトのげやま」として20時半閉園に。20時まで入場することができる。

出入口のそばにある写真撮影スポットもライトアップ。

入って最初の見所は…たくさんの夜行性のヒト(!)。レッサーパンダの姿を写真に収めようと、たいへんな盛り上がり。子供連れはもちろん、カップルや中高年など幅広い客層に人気だ。

撮られるほうはというと、昼夜を問わない落ち着いたポージング。「報道陣とのフォトセッションに臨む大物スター、レッサーパンダ・イチゴ氏(11)」というフレーズが頭に浮かんだ。野生のレッサーパンダは標高1000m以上の森林に暮らし「暑いのは苦手」だそうだが、そんな性質を感じさせない貫録だ。

対照的に、見るからに暑そうにしていたのはツキノワグマ。口を開いて終始ハァハァと息をしており、休む姿もぐったりとしているように見えた。

いつ見ても優しげなキリン。室内にいる様子を、窓越しに近くから。

後ろ側から観察する角もなかなかよい。

同じくアフリカの草食動物、シマウマ。こちらも余裕が感じられる。キリンやシマウマは一日の睡眠時間が数時間と短いこともあってか、昼間同様に立っている姿が観察できそうだ。

さて、園内をぐるりと回ったところで、ふと感じた視線。

夜行性の、肉食動物の、目。静かに見つめあう、ライオンと筆者。にらめっこなのか?にらめっこするのか?

と、大あくびのライオン。勝負を仕掛けられたと思ったのは、こちらの勘違いだったらしい。顎の柔らかさがうらやましいかぎり。

最後は野毛山動物園の癒し系、ホンドタヌキを。昼同様に寝そべっており、短時間の観察では、夜だからこその違いは感じなかった。

太陽の下で見るのとは、一味違った動物園。18時ごろの明るい時間帯に入り、徐々に暗くなるのを楽しむのもよいだろう。なお園内には階段や坂があり、ハイヒールなどの歩きにくい靴は避けたい。また自然の多い園内は、時節柄セミの大合唱。セミ恐怖症の人にはあまりおすすめできない。みなとみらいの都会的な夜だけでなく、野毛山の夏の夜もどうぞ。

<イベント情報>
ナイトのげやま2023(よこはま夜の動物園2023)
営業時間:8月の毎週土曜日・日曜日および11日(金・祝)は9:30~20:30(最終入園20:00)。その他の営業日は9:30~16:30(最終入園16:00)、月曜休園。
住所:横浜市西区老松町63-10
アクセス:JR桜木町駅から徒歩15分、京急日ノ出町駅から徒歩10分(いずれも上り坂)。バスの場合、市営バス89系統「一本松小学校」行で「野毛山動物園前」下車。
野毛山動物園 ホームページ

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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