【換気効率up】エアコンを使っても換気はされない!?エアコンの仕組みと効率的な換気方法とは
エアコンを使うと、夏は熱い風が冬は冷たい風が室外機から出ます。そのため、エアコンを使えば空気も入れ替えられていると思っているかたがいるようですが、実際は全く違います。
エアコンの仕組みとは?
エアコンは別名ヒートポンプ(熱のポンプ)とも呼ばれており、熱を圧縮して室内に出し入れするのが得意な機械です。
エアコンの基本的な仕組み
エアコン室内機の仕組みは、以下の図の通りです。
上部から室内の空気を取り込み、エアコン内の熱交換器で冷たくしたり暖かくしたりして、下部から室内に放出。
エアコン内では空気を取り替えるのではなく、あくまでも取り込んだ空気の温度を変えているだけです。
そのため、エアコンをつけても換気をされるわけではありません。
※実は私も初めて上部をのぞきました。こんな風になっています。
エアコンから外に出ているホース(ダクト)の役割は?
多くの方が勘違いする理由として、エアコンから太いホース(ダクト)が外に出ていることがあります。
ここで行き交っているのは、室内から取り込んだ空気ではなくて「熱」です。
夏は室内の熱を外へ追い出し、冬は室外の熱を室内に取り込んで、エアコンを使っている部屋の空気を冷やしたり温めたりしているのです。
そのため、エアコンを通じた換気というのはされておらず、換気は換気で別にする必要があります。
エアコン稼動中でも、効率的に換気をしよう!
でも、せっかくエアコンをつけて冷えた部屋や暖めた部屋を、窓をあけて換気するのはもったいなく感じますよね。
あなたの家は、2003年7月以前?それともそれ以後?
2003年の7月以降に建てられた住宅は、戸建て・マンションのいずれであっても換気をする仕組み(換気口・24時間換気システム)をつけるように義務付けられています。
そのため、このシステム(24時間換気)を回していれば(基本的には)2時間程度で室内の空気がすべて入れ替わる仕組みになっています。
換気口をふさいだり24時間換気を止めているならば、まずは換気口を開けたり24時間換気のスイッチをオンにするだけで効率的に換気はできます。
目に見える変化はなくても、しっかり換気されているのでご安心ください^^
換気口のない部屋や、2003年以前の物件の場合は?
わが家も今は古いマンションに住んでおり、窓や換気口のない部屋があります。
24時間換気システムがついていた以前のマンションに比べると空気がこもりがちなので、意識的に換気をするようになりました。
換気の頻度の目安は?
では、どれくらいの頻度で換気をするといいのでしょうか?
換気頻度の目安は、1時間に5分〜10分程度といわれています。
この時に覚えておいてほしいポイントは、10分よりも5分を2回の方が効率が良いということ。
長時間換気をすると空気がしっかり入れ替わるのではなく、短くても頻繁に換気をする方が換気効果は上がるのです。
だから、気づいたらさっと窓を開けて、寒くなったり暑くなる前にすぐ窓を閉める。
これくらいの感覚で大丈夫です。
効率的な換気をして、エアコンの効率もどんどん高めていきましょう^^
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