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【河内長野市】1年前から定点観測していた念佛池。ついに完全に消滅してしまったようです。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

1年前からとても気になっているスポットで定点観測しているところがあります。それは原町にある念佛池と呼ばれるため池で、今はもうため池としての役目を終えていました。

河内長野市が提供している地形図です。左に見える大きな池が寺ヶ池。右側にある赤色で囲ったところに「念佛池」と書いてあります。

上の図を拡大しました。このようにかつてここにはため池があったそうなのですが、その役目を終えて埋め立てられました。

地図を見ると、池があったところだけ空白地帯になっていました。

2022年2月の念佛池
2022年2月の念佛池

これは2022年の冬に初めて念佛池があった場所に行った時のものです。池は埋め立てられて造成されているようですが、ごくわずかに水が溜まっているところが残っていました。

2022年2月の念佛池
2022年2月の念佛池

ここを住宅地にするような工事の貼り紙がありました。もう舗装された道路がありますね。

2022年8月の念佛池
2022年8月の念佛池

半年後の夏に再訪しました。すると少し形が違いますが、水たまりがあります。段差もあるので、親水広場を作るようにも見えました。

2022年8月の念佛池
2022年8月の念佛池

道路の周りには青々とした草が生えていました。

さてそれから8か月ほど経過しました。どうなったのかなとと気になってのぞいてみると、夏に存在した水たまりが見えません。ついに完全に埋め立てられてしまったようです。

それにしても半年前まではなかったはずの柵が、新たに付け加えられていました。

念佛池の跡地にもっとも近づけるスポットに行こうと、ウエルネスの後ろの丘の上、墓地につながっている小道に来ると、ここも依然と違い、道がコンクリできれいになっていました。

墓地側の方から、その道を歩いていきましょう。

工事用の柵の先が、念佛池があったあたりになります。

改めて念佛池だったところを見ると、見事に埋め立てられていて整地されていました。

拡大してみると、土地の色が少し変わっているところがあります。あそこに最後まで水が溜まっていたのかもしれませんね。

ということで1年前から定点観測をしていた元念佛池の現在の様子を確認しました。

半年前までは水たまりが確認できたので、元ため池の名残りということで親水広場を作るのかとも思いましたが、どうやらそうではなかったようですね。

念佛池跡地
住所:大阪府河内長野市原町2丁目
アクセス:南海千代田駅からバス 市民グラウンド前バス停から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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