【河内長野市】1年前から定点観測していた念佛池。ついに完全に消滅してしまったようです。
1年前からとても気になっているスポットで定点観測しているところがあります。それは原町にある念佛池と呼ばれるため池で、今はもうため池としての役目を終えていました。
河内長野市が提供している地形図です。左に見える大きな池が寺ヶ池。右側にある赤色で囲ったところに「念佛池」と書いてあります。
上の図を拡大しました。このようにかつてここにはため池があったそうなのですが、その役目を終えて埋め立てられました。
地図を見ると、池があったところだけ空白地帯になっていました。
これは2022年の冬に初めて念佛池があった場所に行った時のものです。池は埋め立てられて造成されているようですが、ごくわずかに水が溜まっているところが残っていました。
ここを住宅地にするような工事の貼り紙がありました。もう舗装された道路がありますね。
半年後の夏に再訪しました。すると少し形が違いますが、水たまりがあります。段差もあるので、親水広場を作るようにも見えました。
道路の周りには青々とした草が生えていました。
さてそれから8か月ほど経過しました。どうなったのかなとと気になってのぞいてみると、夏に存在した水たまりが見えません。ついに完全に埋め立てられてしまったようです。
それにしても半年前まではなかったはずの柵が、新たに付け加えられていました。
念佛池の跡地にもっとも近づけるスポットに行こうと、ウエルネスの後ろの丘の上、墓地につながっている小道に来ると、ここも依然と違い、道がコンクリできれいになっていました。
墓地側の方から、その道を歩いていきましょう。
工事用の柵の先が、念佛池があったあたりになります。
改めて念佛池だったところを見ると、見事に埋め立てられていて整地されていました。
拡大してみると、土地の色が少し変わっているところがあります。あそこに最後まで水が溜まっていたのかもしれませんね。
ということで1年前から定点観測をしていた元念佛池の現在の様子を確認しました。
半年前までは水たまりが確認できたので、元ため池の名残りということで親水広場を作るのかとも思いましたが、どうやらそうではなかったようですね。
念佛池跡地
住所:大阪府河内長野市原町2丁目
アクセス:南海千代田駅からバス 市民グラウンド前バス停から徒歩3分
※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。