【寝屋川市】来年は「辰」五穀豊穣・無病息災を祈る地域の伝統行事、干支とんど寝屋川市役所でお披露目!
令和5年10月30日、寝屋川市の高倉とんど保存会が制作した来年の干支「辰」にちなんだ「干支とんど」の龍の一部が寝屋川市役所に出現しました。
龍の「干支とんど」は、頭部・胴体・尻尾と3パーツに分かれ、高さ約3メー トル、全長は約10メートルで、地面を水面に見立て泳いでいるかのような躍動感のある姿をしています。
このとんどは、寝屋川市東部の高倉とんど保存会のメンバー約30人が、高倉地域で収穫された稲わらや青竹などを使い、約2週間をかけて制作。
先日行われた「月見とランタンの夕べ」で展示され大人気でした。
高倉とんど保存会では、地域の伝統を子どもたちに知ってもらい後世に残そうと、約50年前に途絶えた正月飾りやしめ縄などを焼いて五穀豊穣・無病息災を祈る 「とんど焼き」を、平成22年に復活させました。
今回で13回目を迎え、昨年干支を一周したため、辰は2回目の作成です。
最近は、高倉地域の「とんど焼き」が SNSなどで紹介されるようになり、約50年前の賑わいを取り戻しつつあり、多くの人たちで親しまれる行事となっています。
市役所での展示
・令和5年11月19日まで (市役所の正面玄関内、頭部のみ展示)
高倉地域での展示
・令和5年11月23日から 全長展示(頭部・胴体・尻尾)
※ライトアップ時間 午後5時30分頃から午後8時頃まで
高倉とんど保存会の小林伸行さんにお話をお伺いしました。
「来年の干支「辰」の「干支とんど」は、躍動的な龍を表現したいと考え今回初めて3パーツの構成にしました。毎年一つの干支とんどを作るのも大変ですが、今回は3パーツも作る必要があり稲刈りから市のイベントまで時間がない中でしたが、保存会のメンバーと地域の自治会からの応援もあり、何とか完成することができました。特に自治会からは小学生の子どもさんがお手伝いしてくれました。初めて稲わらを触った子もいて、穂先に残った籾を大事そうに取り除いて集めていました。 稲刈りが当たり前だった私たちの子どもの頃と違い、今の子どもさんには稲わらさえ珍しく、その稲わらで龍が出来上がっていく様子を興味津々で見ていました。躍動的で大きく口を開いた恐ろしい竜を見て邪気を振り払ってもらえたらと思います。」と話します。
【イベント情報】
< 高倉地域の干支とんどの展示 >
自由に見学できます。
・ 日程:令和5年11月23日(日)から令和5年1月中旬まで
・ ライトアップ時間:午後5時30分頃から午後8時頃まで
・ 場所:寝屋川市梅が丘2丁目(讃良川沿いJR線路を越えた田んぼ内)
< 第15回高倉とんど焼き >
・ 日程 : 令和6年1月14日(日)午後5時点火(予定)
・ 場所 : 干支とんどのライトアップ場所と同じ
寝屋川市 経営企画部 企画三課より情報提供いただきました。