きょうだい育児の壁!上の子にイライラって私だけ?「上の子可愛くない症候群」のママの本音と対処法
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。
そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。
先日、子育て中のお母さんより、きょうだい育児に関するこんなお悩みをいただきました。
【お悩み相談内容】ペンネーム:ベアーさんより
2人育児先輩のごんちゃんに聞きたい事があってお便りを送りました。
2人育児を始めて約1ヶ月経ったんですが、平日は長女は幼稚園に行っていて長女と離れる時間が多いから長女が帰ってきたら長女と関わりたいと思えるし、かわいいなって思います。
でも休日になると長女との時間が平日よりも増えて私の余裕もなくなってきて普段許せる長女の行動も目についてしまって長女に八つ当たりしてしまって…
ごんちゃんのインスタ投稿の上の子かわいくない症候群を読ませてもらって、自分だけじゃないんだなって安心?したんですが、ごんちゃん自身はどうだったのかな?と思っています。よければ参考にさせてもらえると嬉しいです。
今回はこちらのご相談にお答えしながらお話をしていきます。
上の子が可愛くないと感じたら…
「上の子可愛くない症候群」をご存じですか?
きょうだい育児が始まり、下の子が生まれたことで上の子が可愛く思えなくなってしまうことを指します。「症候群」と名前がついていますが、医学的な病名ではなく、薬で治療できるわけでもありません。
上の子が可愛くないと思ってしまっている状況に対して、親自身も「どうすればいいんだろう?」と悩みます。
ただ、病気ではないとはいえ「症候群」という通称になるくらい、珍しいことではありません。
実際、Instagramの私のアカウントにも「上の子可愛くない症候群」に関するお悩み相談をいただくことがあります。これを元にして「上の子可愛くない症候群」について発信したところ、同じような経験があるという方々から色々なメッセージをいただき、やはり珍しいことではないのだと改めて感じています。
頭では分かっていても心が追いつかない
ご質問いただいている、私自身の経験はというと、今のところ特に「上の子が可愛くない」という気持ちにはならずにここまできています。
ですが、いつだってそういう気持ちにはなり得ると感じています。
私の今の心の状況は何か特別なことを努力して得たものというわけではなく、本当にたまたまそういう気持ちになっていないだけに過ぎません。
「上の子可愛くない症候群」になっている人も、そうなりたくてなっているわけではなく、心が勝手にそうなってしまっている。
頭ではわかっているはずなのに、心が追いついていかないという状況なんですよね。
そのため、「上の子可愛くない症候群」で悩んでいる方は、自分を責めてしまったり、「なんでこうなってしまうんだろう」と感じている方が多いのです。
親も子も頑張り過ぎないで
きょうだい育児にも様々な形があります。上の子が男の子か女の子か、何歳差か、上の子が何歳の時に下の子が生まれたかということによっても違います。
また、上の子が下の子に興味を持つか、可愛がってくれるタイプかなどによっても親の感じ方や負担感は違ってきます。
したがって、きょうだい育児をする全ての人に共通する「上の子が可愛く思えるようになる対処法」は存在しないといえます。
しいて言うなら、「お母さんがもうこれ以上頑張り過ぎないこと」が大事です。私もきょうだい育児に限らず、日頃の育児や人生で大切にしているのが「無理しない」ということです。
きょうだい育児をしているとどうしても上の子に対する要求が増えますよね。うちの姉弟関係でも、無意識に上の子に求めることが多くなりがちです。
どうしても、下の子に比べて上の子の方ができることが多いので、親の期待感が無意識に高まってしまいます。
そこで上の子に対して「きちんとさせなきゃ」という思いが強すぎると、自分の頑張りすぎにもつながってしまうと感じています。
私も休日は特に1人で3人の子ども達をみることもあるので、そういう時は本当に「正しさを求めない」ように気をつけています。
育児はこれから何十年も続いていく長い持久戦です。そこで、「子どもが大きくなって自立する時困らない内容にしっかり育てなきゃ」「ちゃんと教えなきゃ」「正しく導かなきゃ」と考えてしまうと本当にきついですよね。
最低限教えておかないといけないことはあるかもしれませんが、それを子どもに求め過ぎないこと、正しく正しくと思い過ぎないことがとても大切です。
合言葉は「お互いに無理せずいこう」
親も子もできないことがあっていいし、そこにいてくれるだけでいいはずなんですよね。
それを認め合える親子関係はすごく素敵で、私が育児で目指していきたいところでもあります。
私も、この記事を読んでくださっているあなたも、これからずっと続いていく育児があるので「お互いに無理せずいこう」を合言葉に、今日も無理せずいきましょう!
お母さんが無理せずにニコニコしていられる時間が増えれば、子どもはのびのび自分らしく育っていきます。そして、親子関係も良くなり、親子でお互いによい人生を歩めるのではないでしょうか。
最後に、今もしあなたが上の子が可愛くないと思っている状況にあるとしても、決して自分を責めないでください。
これ以上頑張り過ぎないで、あなた自身が喜べることや嬉しいこと、自分を労うことを日常の中でぜひ増やしていってくださいね。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!