現役選手の「背番号」。12球団で使われているのは…、12球団で1人だけなのは…
2月2日の時点で、各球団の支配下選手には、計775人が登録されている。東北楽天ゴールデンイーグルスの68人が最も多く、読売ジャイアンツの60人が最も少ない。
彼らの背番号は、「0」から「99」までと「00」のいずれかだ。それらのうち、80番台の「80」~「89」に加え、前後の3つずつ、「74」「76」「77」と「91」「93」「96」は、どの選手も使用していない(監督・コーチが使用している背番号はある)。
また、5つの背番号は、他の球団に同じ背番号の選手がいない。吉川雄大(東北楽天)の「71」と戸田懐生(読売)の「90」に、埼玉西武ライオンズの3人、川越誠司、高木渉、ディートリック・エンスがそれぞれ背負う、「72」「73」「75」がそうだ。読売の背番号「90」は、個人的には、監督時代の長嶋茂雄の印象が強いが、その後も10人以上の選手やコーチが背負っている。
一方、すべての球団に使用している選手がいる背番号も、少なくない。なかでも、50番台は、その半数が各12人だ。
12球団に揃う一桁の背番号は「5」しかない。もっとも、「1」から「9」までの9つの背番号のうち、「1」「3」「4」「8」は、使用できない揃わない。読売か広島東洋カープのどちらかで、永久欠番になっている。「3」の場合、読売は長嶋、広島東洋は衣笠祥雄の永久欠番だ。
「47」は12人とも投手。「41」も外野手の佐野皓大(オリックス・バファローズ)以外は、投手が11人だ。「16」「17」「18」も投手が11人だが、いずれも、あと1球団は使用している選手がいない。読売の「16」は、川上哲治の永久欠番。福岡ソフトバンク・ホークスの「17」は、今オフに中日ドラゴンズへ移籍した岩嵜翔が背負っていて、埼玉西武の「18」は、昨年限りで引退した松坂大輔がつけていた。岩嵜は中日で「16」を背負う。中日の「17」は柳裕也が使用している。
捕手は「2」「22」「27」「32」が最も多く、いずれも5人ずつ。内野手は「5」の10人、外野手は各7人の「8」と「51」が最多だ。