【保育士が見てきた】思いやりのある子どもの3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今回は「思いやりのある子の特徴」を3つご紹介します。
思いやりって何だろう?
思いやりとは「相手の立場に立って物事を考え、相手のために行動できる姿勢のこと」です。
泣いているお友だちに優しく声をかけてあげたり、ひとりでぽつんとさみしそうにしている子がいたら遊びに誘ってあげたり、そういったことができるって素敵ですよね。
たくさんの子どもたちと出会ってきて、子どもはみんなこの思いやりの心を持っていました。その心を育ててあげるのが大人の役目なんだと思います。
思いやりのある子どもの3つの特徴
・何かをしてもらう&与えてもらった経験が多い
・共感力が高い
・想像力がある
何かをしてもらう&与えてもらった経験が多い
子どもは、良くも悪くも、経験のないことはできません。
思いやりのある子どもは〝思いやりのある言葉をかけられ、してもらった経験がある〟だからこそ人にもしてあげられるのです。
- 悲しいときは、よしよしと頭を撫でてもらいながら「悲しかったね」と共感してもらっている
- 転んでひざを擦りむいた時は、お手当をしてもらいながら「痛いの痛いのとんでけー!」の魔法をかけてもらっている
- お昼寝の時は身体をトントンしてもらっている
- 大好きなハンバーグを作ってもらっている
- いつも「大好きだよ」と言ってもらっている
このように、何かをしてもらって嬉しかった経験があって、またいつでもしてもらえる安心感があるからこそ“今度は人にもしてあげよう!〟と思えるんです。
特別な何かじゃなくても〝寝る前にハグする〟これだけでも子どもからすると十分
してもらった経験になります。
共感力が高い
共感力は、4歳頃から伸びると言われています。
また、共感力の高い子はたくさんの経験をしている傾向にあります。
転んだ経験、ちょっと怖い経験、うまくいかなくて泣いた経験、頑張ってできるようになった経験、お友達とケンカした経験、遊んで楽しかった経験など、いろいろな経験を通してさまざまな感情が生まれます。
たくさんの経験と共に、そのときの感情に寄り添ってもらい共感してもらった経験がある子は共感力が高くなっていきます。
想像力がある
お外でひざにすり傷を負って泣いているお友だちを見かけたら「どうしたの?転んじゃった?」と頭をなでながら、先生の元へ連れてきてくれる子がいます。
泣いてる子を見たら「悲しいのかな?」と想像し、「困ってるから、先生のところへ連れていってあげよう」と実際に行動してあげられるそんな力を持っています。
それは、日ごろの生活の中から「喜怒哀楽」の子どもの気持ちを言語化してあげると、子ども自身が「どんな気持ちが悲しいのか?嬉しいのか?」が分かるようになっていきます。
想像力は〝絵本の読み聞かせ〟の中からも育むことができます。
その回数が増えれば、共感力と共に想像力も鍛えていくことができます。
そしてさらに「その後、どうしたらいいと思う?」というような、そのあとの行動面まで落とし込めるような質問してあげることで、ただ想像するだけでなく行動にまで移せるようになっていきます。
まとめ
今回は「思いやりのある子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。
誰でも我が子には思いやりのある子どもになってほしいと思っています。
それには、子どもたち本人に思いやりをもって接してもらった経験をさせることが1番手っ取り早いです。
そのためにたくさんの経験と共に「ありがとう」「ごめんね」「だいすきだよ」「大丈夫だよ」「いつも頑張ってるね」「すごいね」などの思いやりのある言葉をかけてあげたいですね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。