【子育て】母になったからって誰もが強くなれるワケじゃない…出産直後を思い出して号泣したマンガとは⁈
こんにちは!読書オタクのアラフォー主婦・はるママです。
現在、小学1年生の娘と幼稚園年中の息子の子育て奮闘中。
2歳差育児で、ふたりとも赤ちゃんだった頃よりは、手がかからなくなりましたが、まぁ生意気なことを言うようになってきました(笑)
特に7歳の娘はこだわりが強く、小学校に履いていく靴下ひとつにしても、ああでもない、こうでもない…
自分が気に入らないことは全部「ママのせいだ!」と、すぐにふてくされる毎日です。
「子どものすることだから、おおらかに見守ればいいじゃない!それくらいのことで腹を立てるなんて大人げないよ」と自分に言い聞かせてはいるのですが、実際のところ「なんてかわいくない態度なんだ!」と、心の中で毒づいてしまうこともしばしば…
そんなモヤモヤがたまったときに私が読みたくなるのが、むぴー(mupy)さんの育児マンガ「母がはじまった」です。
「母がはじまった」むぴー(mupy)
ドラマや映画などでは、壮絶な出産シーンがドラマチックに演出され、「産まれてきた赤ちゃんと感動の初対面」で、めでたしめでたし…という展開が多いように感じます。
だけど母親の本当のドラマは、赤ちゃんを産んだ後の1~3カ月あたりも、なかなかエキサイティングなんです。
これは出産経験者の主観であって、はた目にはお母さんが赤ちゃんの世話をしているだけ。地味で当たり前の光景に見えることでしょう。
「母がはじまった」というマンガは、むぴーさんの実体験を元に描かれていて、初めての育児に戸惑う出産直後の新米ママ・リサが主人公。
思い描いていた理想の母親像と、実際の自分とのギャップに打ちのめされるジェットコースターのような気持ちの浮き沈みにスポットライトが当てられています。
「自分のときもそうだったなぁ…」と、読みながら何度も涙が止まらなくなります。
なかなか寝てくれない赤ちゃん。
やっとのことで寝かしつけに成功して、自分も眠らなくちゃと思うのに、赤ちゃんが静かだと生きているのか心配になって、緊張がまったく解けない日々…
「母親の自分がやらなくちゃいけない」という謎の義務感から、何度か夫の申し出を断り、夜泣きのお世話をしていたら、子どもが泣いても夫は起きなくなってしまって…
夜中に何度も起きて子どもの世話をする横で、何も気づかず寝ている夫にモヤッとしつつも、なんとか無事に朝が来て。
ふと横を見ると、自分にとって世界で最も大切な二人が、安心しきった様子で寝ている…
なんだかそれだけで、「今、この瞬間 世界中で私より幸せな人は きっといないと思う」とポロポロ涙を流す主人公のリサ。
この後ももちろん、ひと悶着、ふた悶着あるのですが、こんなふうに少しずつ母になっていく経験を、世の中の子育てママは大抵しているのですよね。
母になったからって誰もが強くなれるワケじゃありません
「私、子育て向いてない!」って悩んだり、「子どもがかわいいと思えない…」と苦しんだり、それなのに子どもの無防備な寝顔を見て「世界一愛おしい」と感じる瞬間が突然訪れたり…
このマンガを読んだからといって、子育ての具体的な何かが解決するわけではありません。
ただ、読んでいっぱい泣いたあと、なぜか自分にも子どもにも、いつもより優しくなっている気がするんですよね。
親も子どもも今まで頑張ってきて、ここまで生きてこられたんだから、それでいいじゃない。
そりゃぁ欲を言えば、子どもにこうなってほしいとか、自分はこうありたいとか理想はあるけれど、あの頃は子どもが息をしているだけで、「よかったー」って心の底から思えていたんだから。
そんな気持ちにさせてくれる1冊は、母親歴7年目にして、まだまだ強くはなれない私の、お守りのような存在です。
【参考文献】「母がはじまった」
むぴー(mupy)・著 PHP研究所
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いつも子育てお疲れ様です。ママたちの気持ちが少しでも軽くなったなら幸いです。