【宝探し感覚?!】イチゴ狩りで失敗しない3つのポイント
一般的にスーパーなどで販売されるイチゴは、流通の関係上、完全に熟す一歩手前で出荷されることが多いです。完熟を味わえる「イチゴ狩り」の魅力を最大限生かして、最高のイチゴを食べましょう!
①イチゴ狩りは午前中がベター
イチゴのおいしい時間帯は夜明け前
・夜の間にイチゴに栄養(糖分)が溜まっているため、太陽が出て光合成を始める前のイチゴが一番おいしい(気温と光合成と呼吸の関係)です。
・午後になると気温が上がり、日光に当たり続けたイチゴは生ぬるくなってしまうことも。そうなると甘さが減ってしまいます。また気温が高い時間帯に収穫したイチゴは、果肉が柔らかく傷みやすくなるのでお持ち帰りに注意が必要です。
イチゴ狩りに行くタイミングは晴天が続いた後
イチゴは冬の寒い時期にじっくりと成長し、栄養(糖分)を溜めます。光合成をする量が増えると甘くなるので、何日か晴天が続いた後にイチゴ狩りに行くのがおススメです。
②イチゴ狩りは宝探しの気分で全体をチェック
イチゴ狩りのハウスに入ると、多くの赤いイチゴが目に入ります。視界に入ったイチゴからすぐに摘み取ってしまいがちですが、畝(うね)の奥のほうにはまだ手付かずのイチゴが多くあることが多いです。まずハウス全体を見回してみましょう。
隠れイチゴをゲット
日光が直接当たっているイチゴは美味しさが落ちるため、日陰や葉に隠れているイチゴを探すのもポイントです。
おススメのイチゴ
写真が2枚あります。四角で囲んでいる部分のイチゴを収穫することが多いですが、おススメは○で囲んだイチゴです。苗の中心部に近く、一番果、もしくはそれに近いイチゴの可能性があり、中心部に近いほど栄養が多く運ばれ、栄養や糖分が詰まって甘いイチゴになっていることも考えられます。ぜひ、食べ比べをしてみてください。
③これがおススメのイチゴ!
色
色が濃い=おいしい、ではないです。イチゴは収穫後も赤くなるため、色だけで判断は×です。
完熟したイチゴは、ヘタの裏(根元)まで赤くなっています。市販のイチゴの根元の部分やイチゴの上部(ヘタの下の部分)にまだ白い所があるのは、出荷してから販売されるまでの期間を考慮しているからです。また、品種の違いもあります。「やよいひめ」や「かおり野」のように、色があまり濃くならないもの、「桃薫」は赤色ではなくピンク色のものなどもあるので注意しましょう。むしろ、「色」よりも「ツヤ」があるイチゴは、みずみずしくて熟している証拠なので、「ツヤ」の有無を確認しましょう。
ヘタ
ヘタはきれいな緑色で、ピンと反り返っているものが鮮度の良い証拠です。
ヘタの下(首)の部分が伸びている
イチゴは糖度が限界まで近づくと栄養(糖)が収まり切れなくて、ヘタの近くの部分が伸びてきます。このようなイチゴはとても甘いイチゴです。
甘さの限界突破
さらに糖度が限界突破すると、ヘタの下(首)の部分に亀裂が入ります。そのようなイチゴは市場流通しないため、イチゴ狩りでしか味わうことはできません。
大きさ
イチゴは一般的に糖度が高いものほど大きくなる傾向にあります。小さなイチゴは酸味が強い場合がありますが、味がギュっと濃い場合もあります。品種も関係するので、いろいろ食べ比べるのも楽しいです。
いびつな形
イチゴは先端が甘いということはよく知られています。これは1つのイチゴの中に甘いとされている先端部分が3つもあるお得なイチゴなのです。
種(つぶつぶ) 正確には種ではなく果実
イチゴのつぶつぶは赤く、埋もれているものを探す
イチゴの表面の種のようなつぶつぶの色は、黄色(白っぽい)ではなく赤いものが完熟のサインです。また、つぶつぶはイチゴの表面に埋もれて見えるものを選ぶのがおススメです。これはつぶつぶが埋もれているのではなく、果肉自体が水分と養分(糖分)でパンパンになり、つぶつぶが表面に食い込んでいるからです。
その際、つぶつぶの間隔もチェックします。間隔が詰まっているものより離れているものの方が、熟している傾向にあります。