食器洗い洗剤(中性洗剤)でバイクや車を洗車してもOK?実際に試してわかった事と注意点!
普段の食器洗いに使っている食器洗い洗剤。これを車やバイクの洗車にも使えるんじゃないかと考えたことがある人は多いはず。でも、効果が弱いんじゃない?それとも、逆に強すぎるかも?実は筆者は長年「使っちゃえ派」なので、ここで一度しっかりと検証してみたいと思います!
食器洗い洗剤で洗車はできるの?
食器洗い洗剤を使っている方も多いと思います。いい香りがするし、汚れ落ちも強力。泡切れも良くて使いやすいので、そのまま車やバイクを洗ったらいいんじゃないかと思ったことがある人は多いのでは?
「いやいや、用途が違うからダメでしょう。」
その通りです。
「食器は洗えても、車やバイクを洗うには弱すぎるんじゃない?」
その疑問ももっともです。
結論から言うと、筆者は長年この食器洗い洗剤でバイクも車も洗っています。
一見優しそうに見える食器洗い洗剤ですが、実はかなり強力な洗浄力を持っています。表面の汚れや油汚れを落とすのは当たり前で、塗装前の脱脂作業にも使えるほど。
あくまでも個人的な感想ですが、食器洗い洗剤は本当に強力です。むしろ強すぎると感じることも多いです。本当に。
食器洗い洗剤とカーシャンプー、何が違うの?
せっかく記事にするので、成分についても少し調べてみました。
まずは食器洗い洗剤の成分を見てみましょう。
界面活性剤
アルキルドロキシスルホベタイン
アルキルアミンオキシド
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
アルキルグリコシド
酵素
安定剤
除菌剤
金属封鎖材
溶剤
界面活性剤を筆頭に、舌を噛みそうな名前の成分が並んでいます。酵素や安定剤、除菌剤などは食器洗い洗剤らしい成分ですが、「溶剤」にはちょっと驚きました。
成分それぞれの効能を調べると以下の通りです。
界面活性剤:油汚れや汚れを水に溶かしやすくする化学物質。
アルキルドロキシスルホベタイン:洗浄力と泡立ちが良い両性界面活性剤。
アルキルアミンオキシド:泡の安定性を高める非イオン界面活性剤。
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム:強力な陰イオン界面活性剤。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:水の硬度による影響を受けにくい非イオン界面活性剤。
アルキルグリコシド:環境に優しい非イオン界面活性剤。
酵素:特定の汚れを分解する成分。
安定剤:成分の分離や劣化を防ぐ。
除菌剤:菌の成長を抑制する成分。
金属封鎖材:水に含まれる金属イオンを封じ込める成分。
溶剤:成分を均一に混ぜるための化学物質。
次に、カーシャンプーの成分です。
界面活性剤
両性界面活性剤
陰イオン系界面活性剤
防錆剤
香料
洗浄助剤
シリコーンレジン
とてもシンプルですね。防錆剤やシリコーンレジンが入っているのが特徴です。
比べてわかった!食器洗い洗剤とカーシャンプーの違い
食器洗い洗剤とカーシャンプー、共通しているのは界面活性剤です。それ以外の成分を比べると、食器洗い洗剤は汚れ落とし能力に特化しています。どんな汚れでも落とす力があります。
それに対してカーシャンプーは、汚れ落としの強力さとは別に、ワックスやコーティングを「落とさない」配慮がされています。
結論
※ここからの結論はあくまで個人的な意見です。
車の洗車に関しては「食器洗い洗剤でも十分洗車は可能だが、車の塗装を大事にしたい、ワックス効果を期待したい方は、カーシャンプーを選ぶべき」です。逆に、ワックスごと落としたい時や、とにかく汚れをしっかり落としたい時には食器洗い洗剤が有効です。
つまり、車の日常的な洗車はカーシャンプーを使いますが、バイクを洗う時にはエンジンやブレーキ、足回り、ホイールなどの油っぽい汚れが多いので、これからも食器洗い洗剤を使っていこうと思います。
結論として、コストパフォーマンス、洗浄力、保護能力、求める仕上がりなどの「付加価値」を考えたうえで、ユーザーが求める結果によって選択肢が変わってくるということですね~!
この記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!