【速報】ソウル市長が失踪。「携帯つながらず」家族の通報により韓国警察は緊急捜索体制に。
パク・ウォンスン市長が周囲と連絡が取れない状態となり、娘が警察に失踪を申告した。
7月9日17時17分、パク市長の娘が「4~5時間前に父が遺言のような言葉を残して出ていったのだが、電話の電源が切れている」と警察に連絡。警察側はこれを受理した。韓国メディアが報じた。
パク市長は9日は体調不良を理由に登庁していなかった。市側は午前10時には記者室に対し「本日の市長の日程はキャンセルする」と公示した。当日のキャンセルは異例のことだという。パク市長は昨日まで通常通りスケジュールをこなしていた。
速報でニュースを報じる韓国メディアYTN
警察が機動隊2隊、消防隊を投入し、自宅近くのソウル城北区周辺の山地を中心に捜査を続けている。山地を捜索しているのは、最後の携帯の位置情報がその周辺で確認されたためだ。
またソウル市役所側は副市長らが待機し、緊急会議を開催しつつ事態を見守っているという。
パク市長は1955年生まれの65歳。革新系の「共に民主党所属」で、2011年10月27日から現職。史上初の3選を果たした市長でもある。2015年の同国でのMERS(中東呼吸器症候群)流行時には当時の朴槿恵大統領より明確な対策を示し、人気を高めた。一時は次期大統領とも囁かれた。