【熊本市】阿蘇一の宮(阿蘇神社)参拝の次に二の宮はどうですか?熊本市内にある二の宮神社
2023年新年を迎えるにあたり、神社に参拝される方も多いのではないでしょうか?
熊本市北区の龍田陳内にある通称「二の宮神社」を紹介します。
場所は旧57号線と北パイパスが交差するエリアからすぐ近くの閑静な住宅地の中にひっそりとあります。
一の鳥居は産交バスのバス停「北バイパス竜田陳内」からすぐの場所にあります。
鳥居は大正15年(1926)に建立されたものです。
鳥居をくぐるとすぐ参道にJR豊肥本線の線路が横切っています。
ここは地元の人が使用する踏切(踏切名:宮の前踏切)で交通量が意外とありますので渡る際は注意して下さい。
車の方は二の鳥居まできたら右に曲がって下さい。曲がるとすぐ左に曲がる道がありますので曲がったらすぐ左手に駐車場があります。
神社用で6台ありますが、同じ敷地内に月極駐車場もありますので、神社用と書いてある方に止めて下さい。
創建は約1200年前の奈良時代末ごろ(勧請年月は不詳)で、この地方一帯(竜田(龍田)・黒髪・清水・下南部)の鎮守として勧請されました。
当初、神武天皇の孫神・健磐龍命(たけいわたつのみこと)の妻妃・阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)だけの勧請が阿蘇家より許されたことから「二ノ宮」と称し、地元の人々から「二ノ宮さん」「二ノ宮神社」と呼ばれ親しまれています。
ちなみにですが、「二ノ宮 陳内阿蘇神社」の主祭神:阿蘇都比咩命の夫王・健磐龍命が祀られている阿蘇神社は、全国に500社ある阿蘇神社の総本社です。阿蘇神社が「一ノ宮」となります。(阿蘇神社鎮座地/熊本県阿蘇市一の宮町宮地)
阿蘇には十二の神がいますが、もともとは阿蘇三神で「延喜式神名帳(927年)」には一ノ宮・健磐龍命、二ノ宮・阿蘇都比咩命、国造神(速瓶玉命)が記されており、やがて十二神に増えていったそうです。
この「二ノ宮 陳内阿蘇神社」も当初は阿蘇都比咩命を主祭神として勧請しましたが、のちに外十一柱の阿蘇の神々を併せ祀り現在は阿蘇十二神が祀られています。
境内に「御祭神・由緒」と「陳内阿蘇神社神系図」の説明板が設置してありますのでこちらを見られるとわかりやすいです。
現在の拝殿は、明治期に建立された社殿の老朽化に伴い、約150年ぶりに平成13年(2001年)に再建されました。
五穀豊穣、諸願成就など産土神として、かつては十一ヶ村の産土神として崇められていた神社ですが、時代の移ろいとともに地域毎にお社が祀られるようになり大正期には下南部地域も離れ、現在は龍田陳内の一地域だけの氏神さまとなったそうです。
しかし、古くから先人たちから受け継がれてきたこちらの神社は現在も氏子の方々や崇敬者の篤い信仰が絶えません。
それゆえ、平成13年に行われた大造営では様々なものが奉納されました。
御朱印を拝受したい方やおみくじ・お守りを授かりたい方、拝殿内の大絵馬などを見学されたい方はお参り後に申し出ると対応していただけます。
名称:二ノ宮 陳内阿蘇神社
住所:熊本県熊本市北区龍田陳内3-6-68
電話:096-338-5318(宮司宅)
営業時間:常時解放