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意外と近い!ひとり旅で訪ねたい「新潟県の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

新潟県は個性あふれる湯が点在する「温泉天国」だ。

全国的に名の知れた温泉地は多くはないが、温泉ファンがせっせと通う名湯が目白押し。

しかも、首都圏からのアクセスがよいのも魅力。新潟県の南の玄関口、越後湯沢温泉は東京駅から新幹線で約70分の距離である。

今回は、ひとり旅で訪ねたい新潟の温泉地を5カ所紹介したい。

栃尾又温泉(魚沼市)

3軒の宿が寄り添うように建つ小さな温泉地。3軒とも湯治対応の宿なので、予算などと相談しながら決めるといいだろう。基本的にはどの宿でも、宿泊した人のみが入浴できる共同浴場を利用する。約36度の源泉は湯との境界があいまいになる不感温度。これから暑くなる季節は、1時間以上平気で入浴していられる。ぬる湯に長くつかっていると、体の芯まで温まる。

出湯温泉(阿賀野市)

村杉温泉、今板温泉、出湯温泉という阿賀野市の温泉地から構成される五頭温泉郷。なかでも出湯温泉はぬる湯の名湯として知られ、華報寺という寺の境内の一角にひっそりと佇んでいる「華報寺共同浴場」は、地元の人や湯治客に人気の共同湯だ。泉温は38.6度。ピュアで透明な源泉がザバザバとかけ流し。入るたびに「まだ出たくない」と、ついつい長風呂してしまう。静かな温泉地で、ひとりの時間をゆったり過ごせる。

越後湯沢温泉(湯沢町)

東京駅からなら新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離だ。川端康成の小説『雪国』の舞台となった温泉地で、川端康成の入浴した湯も健在。観光客の多い温泉地ではあるが、周辺にはお土産屋や飲食店、コンビニなどが充実しており、ひとり旅の初心者でも安心できる。

三川温泉(阿賀町)

阿賀野川の支流、新谷川に沿って数軒の小さな宿が並ぶ静かな温泉地。家庭的な雰囲気の宿が多く、ひとり旅でも臆することはない。老舗宿「湯元館」は贅沢なほどの源泉かけ流しで、地酒や鯉の甘露煮などがおいしい。

岩室温泉(新潟市)

「新潟の奥座敷」と呼ばれる温泉地。開湯は300年前の江戸時代とされ、北国街道の宿場町として栄えてきた。現在は10軒ほどの宿が並び、通称「黒湯」が名物。施設によって色の違いはあるが、一部で硫黄成分の強い黒色の濁り湯が楽しめる。日帰りでは「多宝温泉だいろの湯」が人気。複数の大きな湯船に、新鮮な黄色の透明湯が贅沢なほどにかけ流されている。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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