西周りの寒気で広く気温低下…さらに週末の冷え込みと大雪に早めの備えを:気象予報士解説
4日は東北付近を通過する低気圧の後ろ側から寒気が流れ込み、関東を除くほぼ全国で気温が下がりそうです。北陸から北の日本海側は雨や雪が続くでしょう。
寒気の流入は今後も続き、特に土日になると今シーズン一番の強い寒気が流れ込んで、東~北日本は大雪になるところも。気象予報士が解説します。
4日は大雨、吹雪、気温低下に注意…暖かいのは関東だけ
4日は、朝にかけて東北付近を通過する低気圧の影響で、東北や北陸で雨の量が多くなるほか、風も強まりそうです。秋田や新潟など、すでにこれまで大雨になっているところにさらに降るため、いつもより慎重に行動してください。
さらに寒気も流れ込み、北日本で雪の範囲が広がって北海道は積雪が急増するところがあるほか、ふぶくところも。
今回の寒気は西周りで流れ込み、西日本や東海でも前日よりグッと気温が下がるところが多くなりそうです。
週末は今シーズン一番の寒気で東~北日本は大雪のおそれ
このさき日本海側では来週にかけても断続的に雨や雪が降るところが多く、北海道内ではそろそろ降った雪が根雪になるところも出てきそうです。
そして7~8日の土日には、それまで平年を上回る気温が続いていた関東も含め、今シーズン一番の寒気が流れ込んで冷え込みます。
北陸では平地でも雪が降って初雪の可能性も。東~北日本は大雪になるところもありそうです。
特に8日(日)は予想最低気温が東京・福岡で3度、名古屋4度、大阪5度と、各都市部でも冷え込みが強まるため、今のうちに備えをしておきましょう。
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