赤穂市木津で人気だった韓国料理のお店「マッチャン」が、JR播州赤穂駅からも近い、赤穂市加里屋に移転オープンしているのをご存知ですか。完全予約制のホルモン鍋が看板商品ですが、キンパやチヂミ、キムチなどの一品料理、生マッコリやチャミスルなどのドリンクもそろった専門店です。今回は、裏メニューの「カムジャタン鍋」と一品料理を楽しんできました。

2022年10月に移転オープン

「ホルモン鍋 マッチャン」は、JR播州赤穂駅から赤穂城跡へ向かう「お城通り」から一本西に入った筋の角にある小さなお店。
「割烹 美鶴」の斜め前のビルの1階にあります。

「横断幕」ならぬ「横断テント」で、店名を上げているのでわかりやすいと思います。

「マッチャン」という店名は、「マツコ」さんとか「マサコ」さんとか、オーナーさんの名前にちなんでかと思っていましたが、ちょっと違っていて、「マッチャン」というのは、「味 最高」という意味を示す韓国の言葉です。

こちら、店主のマユミさんです。
マユミさんは、在日三世で、おばあちゃんやお母さんが家庭で作ってくれた「韓国の家庭料理」をお店で提供しています。
本格的な味もさることながら、さっぱりとしていて明るいマユミさんと韓国の文化や音楽の話をするのも楽しいんです。

こちらのお店の名物は、店名にもあるように「ホルモン鍋」です。
臭みの全くないホルモンと、てんこ盛りの野菜がヘルシーな鍋です。
まずはこちらから、マッチャンデビューするのが王道だったのですが、一緒に行ったお友達の、あつ～～いリクエストで、いきなり裏メニュー的な「カムジャタン鍋」をいただいたというわけ。

「カムジャタン鍋」って？

「カムジャタン鍋」は、豚の骨付き肉（スペアリブなど）とじゃがいもを煮込んだピリ辛味の韓国鍋のこと。大き目のお肉がゴロンと入っていて、食べごたえも抜群です。

こちらの「カムジャタン鍋」の具材は、スペアリブ、ジャガイモ、タマネギ、白ネギなどで、見た目ほどは辛くないスープで、ビールとの相性が抜群です。

ごろんごろんのジャガイモにもしっかり味が染みていておいしいんです。

聞けば、スープは前日から煮込んでいたとのこと。さすが味に深みがあります。

〆は、韓国ラーメンの「サリ麺」か「うどん」がおすすめということで・・・

くいしんぼうの私たちは、「両方」オーダーして、少しずついただきました。
サリ麺もうどんも両方いけました。どんだけ食べるんじゃ～って感じですが、とてもおいしかったですよ。

一品料理もうまい

まずは、キムチ。
大阪鶴橋から取り寄せているそうで、本格的でおいしい。

「キンパ」もありました。
キンパは具材たっぷりで、牛肉、魚肉ソーセージ、キューリ、玉子焼き、かにかま、たくあんとしっかり入っています。
おいしいよ。

チヂミもいただきました。
さっきから炭水化物オン炭水化物という感じですが、パクパク食べれてしまう。

チャンジャもいっときましょう。
お酒も進んでしまいます。

そして、一品料理の〆は「冷麺」です。
「もう無理」と言いながら、さっぱり爽やかで、食べられてしまう冷麺でした。

ドリンクも多彩にそろう

ドリンクは、生中をはじめ、瓶ビール、チューハイ、焼酎（芋・麦）、ワイン、ハイボールと一通りそろっています。

もちろん専門店ですから、チャミスル、マッコリもスタンバイしています。

今度は看板メニューの「ホルモン鍋」をいただいて、暑い夏をのりきろっと。
そうそう、「マッチャン」は食材を無駄にしたくないとの視点で、完全予約制で営業していますので、ご注意を。
「予約さえしていただければ、お一人でも対応させていただきますよ」とマユミさん。
でもいろいろ食べたいので、やっぱ数人で行くのがおすすめです。

金・土曜は予約なしでもオープンしているそうなので、鍋は食べられないかもしれませんが、雰囲気を味わいたければ、まず金・土曜に覗いてみるのもいいかもですね。