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ホワイトデーに子どもがクッキーを持っていくのをやめた!ベテラン教師の選ぶ声かけ3選

ナナホシ教育/子育て/学校

うちの子、ホワイトデーでお返しに学校にクッキーを持って行こうとしています。何て言って声をかけたらいいかわからない!

 こんなママの悩みが届きました。わかります。声のかけ方が難しいですよね。でも、安心してください。この記事では、子どもの気持ちを理解しながら、クッキーを持って行くことのメリットとデメリットを考えさせる方法を教えます。

1.どうして持って行きたいのか理由を聞く

 最初にするべきことは、その理由を聞くことです。子どもの気持ちを無視せずに、興味を持って話を聞きましょう。こんな風に声をかけるといいですね。

理想的な声かけその1

「どうして、ホワイトデーにクッキーを持って行きたいの?」
「どうして、持っていく場所が学校なの?」

 こうすることで、子どもは自分の考えや感情を言葉にすることができます。また、親は子どもの動機や目的を知ることができます。

 子どもがホワイトデーにクッキーを持って行きたいと言ったとき、理由を聞かずに否定するのはNGです。

NGな声かけその1

「ホワイトデーにクッキーを持って行くなんて、やめなさい!」
「クッキーを持って行くなんて、恥ずかしいことだよ!」

 持っていくことがダメであったとしても、まず否定せずに話を聞いてあげるようにすることが大切です。こうすることで、親は子どもの動機や目的を知ることができます。

2.学校では何と言われているのかを聞く

 次にするべきことは、学校では何て言われているのかを聞くことです。つまり、子どもがルールをどのように考えているかを確認します。子どもの周りの環境や状況も把握することもできます。こんな風に声をかけるといいですよ。

理想的な声かけその2

「学校では、ホワイトデーにクッキーを持って行く子がいるの?」
「学校では、ホワイトデーにクッキーを持って行くことについて、どんなことを言っているの?」

 子どもは自分の行動や判断がルールを守っているかを考えることができます。また、親は子どもの立場や感覚を知ることができます。

NGな声かけその2

 子どもがホワイトデーにクッキーを持って行きたいと言ったとき、学校のルールを破るのはNGです。

「学校じゃなくて、帰りに渡せば問題ないでしょ!」
「みんな持っていくんでしょ?大丈夫よ!」
「見つからないように、こそっと渡しなさいよ!」

 このような声かけは、「バレなければルールを破ってもいい」と子どもに教えることになります。

3.本当に持っていって相手に迷惑をかけないのかを考えさせる

 最後にするべきことは、本当に持っていって相手に迷惑をかけないのかを考えさせることです。子どもの行動や判断に責任を持たせることが大切です。例えば、こんな風に声をかけるとよいですよ。

理想的な声かけその3

「クッキーを持って行ってはいけないのに、もらった相手はどう思う?」
「クッキーを持って行ったら、相手にどんな影響があると思うの?」
「クッキーを持って行ったら、相手に本当に感謝の気持ちを伝えられるのかな?」

 こうすることで、子どもは自分の行動や判断の結果や意味を考えることができます。また、親は子どもの価値観や目標を知ることができます。

 子どもがホワイトデーにクッキーを持って行きたいと言ったとき、自分の子どもの気持ちを優先させる声かけはNGです。

NGな声かけその3

「あなたが持って行きたいなら、持っていくといいわ!」
「後で後悔しないように持って行きなさい!」

 こういった声かけは、子どもに責任を持たせてしまうことになります。子どもは学校のルールを破ってしまうことや相手を巻き込んでしまうこと、自分の気持ちの中で判断がつかない状態なのです。客観的な立場から、子どもに正しい選択をさせるように声をかけるとよいでしょう。

まとめ

 いかがでしたか?ホワイトデーにクッキーを持って行きたい子どもにどう声をかけるか、3つのコツをお伝えしました。子どもの気持ちを理解しながら、自分の気持ちとルールや責任について考えさせる方法です。この方法を実践すれば、子どもは自分の行動や判断に責任を持つことができます。ホワイトデーにクッキーを持って行きたい子どもに悩むママは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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