【姫路市】ほのぼのキャラの器、小物、アクセサリーの陶芸作品に心がスキップ。ネットショップやイベントで
ん~、ラブリー。
姫路市在住の陶芸作家、竹田道子さんが制作する食器、小物、アクセサリーを見ているときの感想です。
作品の販売は「petite poterie(プチポテリ)」として2021年3月に始動したネットショップのほか、イベントで。
作り手としての思いを聞き、アトリエでの作陶風景を見学させてもらいました。
オリジナルキャラはリンゴのプチポちゃんら
まずは道子さんヒストリー。山口県の出身。中学時代は茶道部、高校生のときに映画「ゴースト/ニューヨークの幻」で陶芸家がろくろを回すシーンに影響を受け、公民館で開催されていた陶芸教室へ通います。結婚や出産、育児で陶芸から遠のいた期間もありましたが、土の感触が忘れられず、復帰。合計すると5年間で、4人の先生に指導を受けました。その中の一人、師匠と仰ぐ芦川勇夫さんの作品も「petite poterie」で販売しています。
オリジナルキャラクターは、リンゴのプチポちゃんが第一号。今はメロンのポメロくんたちレギュラーメンバーが5体います。
ほかの3体は鬼、ハリネズミ、亀。
果物、鬼、哺乳類、爬虫類とバラエティーに富んでいて関係性が気になるところですが、全員ほのぼのとしています。
ハリネズミのハリーもフィーチャーしちゃう。こんなにキュートなマスクチャームを着けている人がいたら、二度見してしまいます。イヤリングでもピアスでもないから。
個性が光りますよね。
作品の作り方は
①電動ろくろで形作る
②乾かす
③余分な部分を削る
④目釘針で絵を描く
⑤乾かす
⑥素焼き(700度)
⑦釉薬や絵の具で色を付ける
⑧本焼き(1230度)
使用している小型電気窯。
家事との両立で、制作時間は1日約4時間。ろくろを使っての作業は下を向いての姿勢が続くため肩や首の凝りが激しく、絵に色を塗るときは支点にしている小指がつるそうです。
おおっ、こういうこと。小指に力が入っています。
道子さんはパティスリーやベーカリー、革靴の甲のパーツをミリ単位で作る仕事にも携わっていた経験があり、「それぞれの技術を習得し、職人さんの姿勢に触れ、陶芸だけでは生まれなかった広がりを感じています」とのこと。
愛猫家なら手元に置きたい猫皿
猫をモチーフにした皿も。
ゆるやかなカーブが猫っぽい。千姫なら、フィナンシェやナッツ類を入れたいな。
小さいサイズの猫皿は漬物をのせるのに、いいかしら。
撮影をしていると、視線を感じました。
ミーちゃん!
道子さんの愛猫です。三毛猫で7歳のメス。
「猫皿 / 小」写真のセンターはミーちゃんがモデルだったのですね。
ほら、そっくり!
それから、じめっとした梅雨時期でも明るく過ごせる作品が完成しています。
道子さんは「自分の主張が表現できている」とキラキラした表情です。
心がスキップしてしまうような作品たち。食卓で使ったり、部屋に飾ったり。生活の一部に取り入れたくなりました。
petite poterie(プチポテリ)
ネットショップはこちら
【イベント出店】
●5月21日(日)10:00~15:00
「しそう森のバザール」
場所:兵庫県宍粟市山崎町中広瀬の多目的広場
●6月11日(日)10:30~15:00
「福崎さるびあマルシェ」
場所:兵庫県神崎郡福崎町西治のさるびあドーム