こんにちは！ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介します。ヘレン・ケラー（1880～1968年）はアメリカの作家、社会福祉活動家です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいヘレン・ケラーの名言をご紹介します。

人生に悩んでいる人へ。ヘレン・ケラーの名言「死とは、今いる部屋から…」英語＆和訳（偉人の言葉）

死とは肉体を脱ぎ捨てること。そこで愛する人と再び出会う。

私の母は今71歳なのですね。私が子供の頃から病弱で「私はいつ死ぬか分からないから覚悟しておいてね」と。3年前には腰の手術を受けて、去年の12月には転んで大腿骨を骨折。持病の影響もあって少しずつ体力は落ちてきている。できることが少なくなってきている。
本人が一番歯がゆいと思うのですね。人の手を借りないとできないことがある。今まで当たり前にできていたことができない。それはつらいですよね。

肉体は衰えても魂は永遠に成長し続ける

体は年を取りますよね。年齢を重ねれば、視力が落ちる、耳が遠くなる、腰が曲がる、記憶力が落ちる。肉体は衰えていく。
心はどうだろうか。年を取って、衰えることはありませんよね。いくら年を取っても心にしわができることはない。
年齢を重ねれば、それだけ経験が蓄積されますよね。結婚すれば親の気持ちが分かる。昇進すれば上司の気持ちが分かる。年を取ればおじいちゃんおばあちゃんの気持ちが分かる。
肉体は衰えても魂は永遠に成長し続けるのですよね。

人生とは留学のようなものなのではないかなと。日本の学生が海外に出て勉強してしばらくしてまた日本に戻ってくる。
留学中に手に入れたものは帰国前に全て没収される。買ったものも稼いだお金も。それが人生なのですよね。
いくらお金を稼いでも、高い車を買っても、大きな家に住んでも、死んでしまえばそれは他の誰かのものになる。お金も家も車もあの世には持って行けない。
肉体もそうですよね。どんなに健康な体に生まれても病弱でも死んでしまえばその肉体は手放す。あの世には持って行けない。
唯一死後の世界に持って行くことができる可能性があるもの、それは自分の魂だけ。
魂を磨くこと、人として成長すること。人がこの世界を生きる意味はそこにあるのだと。

この世での生活、あくまで一時的なものなのですよね。誰一人としてこの世に永住することはできない。
年を取れば肉体は衰える。思い通りにならないことも多くなる。ただ、それも一時的なこと。

死とは肉体を脱ぎ捨てること。そこには病気やけが、加齢による苦しみもない。そこで再び愛する人と出会う。あの世でもう一度愛する人と再会する。それはこの世のどんな出会いよりも美しい出会いになるのではないかなと。

人生に悩んでいる人へ。「死」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか？今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ヘレン・ケラーの名言集【英語原文と和訳】』（外部リンク）という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ヘレン・ケラーの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「死」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

お読みいただき、ありがとうございました！