揚げ油は「蛍光灯の下に置かないで!!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんは何の「天ぷら」が好きですか?
私は勝手に"どんな食材も天ぷらにすればだいたい美味しい説"を唱えているのですが、どうだろう…
天ぷらは確かに美味しいですが、自宅ではあまり作りたくないですよね。その理由の1つに「大量の油を使うこと」が間違いなく挙げられます。それに加えて油は酸化します。
酸化した油というのは"料理の風味を損なう"だけでなく、我々の体にまで悪影響を与えてしまう可能性があるのです。今回はお家でよく、天ぷらなどの揚げ物を作る方にぜひ読んで欲しい内容となっております。最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
酸化は防げれるの?
そもそも、油の酸化を防ぐ方法はあるのでしょうか?
答えから言うと‥「あります!」
しかし、この方法は完全に酸化を防ぐわけではなく、油を長持ちさせるための一時的な処置と考えてください。
方法は大きく分けて、2つあります。
揚げカスを取りのぞく
揚げ物をする際に、皆さんは揚げカスをしっかりと取り除いていますか?天ぷらを作る場合は「天かす」、フライする場合は「パンカス」と呼ばれる部分です。油を長持ちさせたいのであれば、揚げカスをしっかり取り除く必要があります。よく、終わってから最後にまとめて取る方がいます、確かに最後「網じゃくし」や「こし器」で小さい揚げカスを取る事は大事です。しかし、それはベストではありません!
ベストなのは…揚げている最中にも、揚げカスを取ることです。
『揚げカスを1秒でも早く油の中から取り出してやる!』これを意識しましょう。
光にあたらないようにする
これが意外と盲点かもしれません。この「光」というのは、大陽光の事だけでなく、蛍光灯の光も含まれます。そう…
油の酸化は太陽の光だけでなく、蛍光灯の光でも進むのです!
『マジで!?』『知らなかった!』という方もきっと多いはず。なので使い終わった油は、出来るだけ「暗い場所」で保管するようにしましょう!
この保管場所に関してもう1つだけ、アドバイスがあります。それは「温度が上がりやすい場所」も避けるということです。温度が上がりやすい場所というのは、ガスコンロの横だったり、オーブンの近くです。
つまり、暗くて温度変化が少ない場所で保管するのがベストです!
まとめ
- 油の酸化を防ぐ方法は2つある
- 揚げカスは最後にまとめてでなく、揚げている最中にも取る
- 油は「蛍光灯の光」で酸化する
- 油は温度が上がりやすい場所に置かない
- 油は暗くて温度変化が少ない場所で保管する
【もっと学びたい人へ…】
「林檎の皮がベタつきの正体」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さいね!