【富士宮市】花よりまんじゅう!長命寺、道明寺どっちが好きなの⁈~『藤太郎』で食べ比べ~
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/top_1647435336157.jpeg?exp=10800)
富士宮市民では知らない人はいないほど市民に愛されている老舗の菓子処『藤太郎』さん。春一番のような暖かい風に誘われて、本町通りにある『藤太郎本店』にお邪魔しました。
![お店外観](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435419695.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
藤太郎といえば、真っ先に思い当たるのが『黒蜜豆腐』四代目和田豆腐さんの絹豆腐と濃口豆乳を使用した黒蜜豆腐は豆乳の甘さが際立ち、素材が生かされた味です。何年か前に県外の友人に送ったところ、すごくおいしいと毎年せがまれるくらいです!
![大人気の黒蜜豆腐!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435449243.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
また平成29年度『富士のこけもも』は「それ、みやげにして宮名物コンペ」で奨励大賞受賞、婦人画報にも掲載された富士山本宮浅間大社門前銘菓、今熱い源頼朝の巻狩で馬を繋いだといわれる駒止の桜をイメージしたその名も『駒止の桜』など、お店の中には、どれをとっても銘菓ばかりが並んでいます。
![富士山本宮浅間大社門前銘菓・富士のこけもも](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435505147.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![歴史銘菓・駒止の桜](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435523319.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
それだけではありません!お店の入口には『カリカリあげまん』と大きな看板が!大好評であげまんは空でしたが、今揚げているところだからと言って揚げたてあつあつのあげまんを店主さんから頂きました。
![カリカリあげまん!驚くおいしさでした。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435602273.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![揚げたてホカホカです。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435617578.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
沖縄の黒糖を使ったというあげまんの生地にはゴマが練り混ぜられていて、一口食べると黒糖の甘い香りとゴマの香ばしさがふんわりと香り、しっとりとしたこしあんがカリッカリの生地とベストマッチ。ひとつづつ売ってくれるので、自分用に買えるのも嬉しいです。
![もちろん!食べ比べします!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435656492.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そして春の和菓子といえば、桜餅!
さすが藤太郎さん、長命寺、道明寺両方とも販売しています。
![長命寺](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435672225.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
もっちもちの生地の長命寺、塩漬された桜の葉が巻かれたクレープ状のお餅にたっぷりのこしあんが包まれています。
桜の葉は剥がして頂くのが主流のようですが、そのまま頂きました。ほんのりと葉の香りが移った柔らかな食感のお餅と、ふっくらとした餡は相性が良く、ふんわりと優しく咲いた桜の花のイメージにぴったりの味わいです。
![道明寺](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435881136.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ころんと丸いフォルムと桜色の透明感のあるつやつやした見た目の道明寺。。もちもち食感とこしあん、そして香り豊かな桜の葉の塩気が絶妙です。
食べ比べて見ましたが甲乙つけられないおいしさでした。
![店主さんのおすすめ!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435735891.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
また店主さんおすすめのさくら万十は、見た目はふつうのまんじゅうに桜の焼き印がされているだけのシンプルな感じ。ですが割ってみると色鮮やかで視覚的にも美しいです。
いろいろ試した結果、白あんと桜の相性が良く素材の味を引き出すのだそう。しろあんには細かく刻んだ桜の葉が練り混ぜられています。甘いあんの中に桜の葉の塩気が入ることで、味わいが深く桜の香りが春を感じさせてくれる絶品でした。
![芸術的な和菓子も!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/watanabemasaki/article/00206037/internal_1647435752712.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
老舗の菓子処の藤太郎さんですが、研究熱心で新しいものを取り入れ、良いものを残しつつ古くさくならない顕著なお菓子作りが私たち市民の愛する理由の1つなのだと、訪れてみて感じました。
富士の菓子処 藤太郎本店
住所:富士宮市大宮町8-3
TEL:0544-26-4118
営業時間:9:00~19:00
水曜日は17:30
定休日:不定休