【町田市】パリの風を感じる上品さが魅力!手土産にもぴったりの美しいケーキと焼き菓子が並ぶパティスリー
小田急線玉川学園前駅北口から、玉川大学へ向かって徒歩2分。交差点の角に、茶色を基調としたお洒落な外観の建物があります。
そこだけ切り取るとパリの街角にありそうなそのお店は「Patisserie PARTAGE(パティスリー パクタージュ)」。
パティスリー(Patisserie)は、フランス語で「お菓子を売るお店」、パクタージュ(Partage)は「分かち合い」という意味です。
店頭には、マドレーヌやフィナンシェなどの焼き菓子だけでなく、定番や季節のケーキも並びます。
ケーキは旬のイチゴを使ったフレジェや、粉が入らないチョコレート生地で作られたショコラ・ピスターシュ・グリオット、そしてオペラやクリーム・ブリュレなどがありました。
ホームページを見ると色鮮やかな美しいケーキが10種以上紹介されていますが、どれも定番ではなく、店頭に並ぶものは季節により異なるんだそうです。
どれも美味しそうで、選ぶのに迷ってしまうほど。チョコレートがコーティングされているケーキは艶やかで、見ているだけでもうっとり。
チョコレート菓子の中には、ガトーショコラのように冬季限定のものもあります。
全てのケーキやパンには手書きのプレートが添えられている点も印象的でした。丁寧に書かれた文字から、お店のこだわりと想いが伝わってきます。
種類は多くありませんが、外から見えるウインドウに並んだパンは、あっという間に売り切れてしまうそうです。
お店のホームページには数十種類のパンが紹介されていますが、全てのパンが店頭に並ぶわけではありません。この日は定番のバゲットやノア・レザン、ボリュームたっぷりの食パンなどがありました。
店内にはいたるところにアンティーク雑貨がディスプレイされ、お店のモチーフでもある古い鍵も女性心をくすぐります。
この鍵には「お菓子が、気持ちを分かち合うきっかけに、みんなの心の扉を開く鍵のような存在になれたら」という想いが込められているんだそうです。
焼き菓子はガレットやマドレーヌ・サブレなどが詰め合わせられたセットもあり、贈りものとしても選べるようになっています。
パッケージも可愛いコンフィチュールは、農家さんから直接仕入れた旬の果物が使われているんだそう。
洋なしとリンゴをベースにたっぷりナッツが入ったコンフィチュールは、フランスのアルザス地方で作られるジャムで冬の限定です。
缶やトートバッグに入った焼き菓子も、それほしさから買いたくなるくらいにイラストも可愛い。トートバッグからちらっと見える缶には、くるみ割り人形が描かれています。
トートバッグ単体や、缶入りのクッキーなどはオンラインショップからも購入ができます。
ケーキやお菓子にはアルコールが含まれたものもありますが、アルコールの強さはイラストの色で示されています。
この日私が購入したのは5号サイズ(直径約15cm)のホールケーキ。家族の誕生日に「ショコラ・ピスターシュ・グリオット」を前日に予約して購入しました(税込5,800円/要予約)。
「ショコラ・ピスターシュ・グリオット」はチョコレートでコーティングされたケーキです。チョコレートの艶やかさが美しく、表面には砕いたピスタチオ、中にはピスタチオクリームが挟まれています。
誕生日用なので、バースデープレートをフランス語で入れてもらいました。
プレートは一般的にホワイトチョコレートを土台に使っているものが多いですが、このケーキではビスケット生地が使われています。
※プレートはサービスで無料です。2枚目からは50円〜の別途料金がかかります。
一口食べるとチョコレートが口の中でとろけていくような滑らかさが上品で、不思議な食感。口当たりが優しく、いくらでも食べられそう!
チョコレートのお菓子は個人的には得意ではなく、途中でギブアップすることもあります。「ショコラ・ピスターシュ・グリオット」は、ピスタチオや中に入ったクリームがアクセントとなっているからか、最後の一口までが惜しいほどでした。
他のチョコレート菓子も食べてみたくなりました。
Patisserie PARTAGEでは季節のフルーツを使った限定ケーキも多く、定期的に訪れてみたいパティスリーです。
※5/14(日)母の日の営業を持って現店舗を閉店するとのこと(移転のため)。移転先などはホームページやSNSで発信するとのことです(2023年5/2追記)。