【姫路市】姫路で仙台名物「ずんだ」?北仙台伝説の焼肉店「とんとん亭」のタレ?12月始動のキッチンカー
オレンジ色のボディーが映えるカーが姫路城近くの坂田町に。12月2日にオープンした「姫路市のキッチンカー とんとん亭」です。看板には「ずんだ春巻き」や「ずんだのシェイク」の表記。“ずんだ”といえば仙台名物ではないですか。
受け継いだ秘伝のタレは春巻きに
自宅前でキッチンカーを営業しているのは仙台市出身の島田睦美さん。「東京で出会った夫の仕事の関係で約20年前に姫路へ」とのこと。両親が1970年から2020年まで北仙台で焼肉店「とんとん亭」を営んでいて、伝統のタレを引き継ごうと2年前から製造を開始。当初は焼肉店の顧客や親戚に配送していましたが、広く販売できる準備が整い、カーを始動させました。
●タレの特徴と焼肉店「とんとん亭」で使っていた方法
・「つけだれ」…醬油ベースでさらっとしている。焼いた肉に。
・「みそだれ」…生姜などが入り、フルーティーでとろみがある。内臓系肉の下味に。
タレは島田さんが帰郷時に手伝いながら見聞きしたり、残っていたレシピ資料を読んだりして完成。
メニューでお手軽にタレが味わえるのが「牛肉」と「ポテト」の春巻きです。
どちらの春巻きにも「つけだれ」と「みそだれ」を合わせています。
しっかりタレが絡んでいるのが「牛肉」のような気がしました。肉にぴったりなのは間違いなし。たけのこを噛む度にもタレがジュワッ。しっかりした辛さの中に優しい旨味がある。まさに父母の味! ビールも進みます。
「ポテト」は「つけだれ」の配合が多め。ポテトによって、タレがマイルドに感じられました。
ずんだ餡やごま餡の春巻きやシェイクも
スイーツ春巻きも2種類。
「ずんだ」は落ち着いた甘さで、滑らかな舌触り。
「ごま」は老舗の和菓子のような味わい。
良心的な価格にも驚きました。島田さんの誠実な人柄の表れなのでしょう。
「ずんだのシェイク」は、ずんだ餡、ソフトクリーム、生クリーム、乾燥させて砕いたずんだを混ぜていただきます。千姫、お得意の一気飲みをしてしまった。
ずんだは枝豆なので、豆アピールがすごいのかなと想像していましたが、違った。喉を潤す甘いクリームが豆と調和。途中途中で口に入る乾燥ずんだの食感がメリハリをつける重大な役割を果たしていました。
スイーツ春巻きとシェイクは、島田さんが探し当てた東北地方のずんだ餡とごま餡を使っています。
一角には駄菓子や東北名産が並べてあるので、出来上がりを待つ間も楽しい発見を。
今は固定の場所での営業ですが、2024年は姫路市内で移動もしていく予定。どこかで何度も出合いたい!
姫路市のキッチンカー とんとん亭
住所:兵庫県姫路市坂田町132
営業日時:土、日曜の11:00~15:00 ※インスタグラムで確認を ※年内は12月23日(土)と24日(日)
※問い合わせはインスタグラムのDMから
※「つけだれ」「みそだれ」のオンラインショップはこちら