【葛飾区】冬の夕日に映える「金町浄水場の取水塔」。輝くトンガリ帽子とドーム屋根のシルエットに見惚れる
金町と松戸市を結ぶ新葛飾橋から、江戸川右岸を南へ3分ほど歩くと、円錐形とドーム状の屋根を持つ「金町浄水場の取水塔」が目の前に迫ってきます。
水に浮かぶ古城の塔のような姿は、冬の夕方に見ると、とりわけフォトジェニックです。
この二つの塔は、江戸川の水を金町浄水場へ引き入れるための建造物です。
トンガリ帽子のような屋根の「第2取水塔」が1941年築。ドーム屋根の「第3取水塔」は1964年に建造されました。ちなみに1926年築の第1取水塔は、第3給水塔の完成時に取り壊され、今はありません。
この塔から取り入れられた水は、江戸川の西に広がる金町浄水場で高度浄水処理されます。そして安全で高品質な水となって、都内に供給されているのです。
「毎日蛇口をひねると出てくる水は、この塔で確保されているんだ!」と、感謝の気持ちが湧いてきます。
この歴史ある取水塔は、川沿いに伸びる「江戸川堤サイクリングロード」の金町小学校付近や、そこから河川敷に降りたあたりから見るのがオススメです。
トンガリ帽子とドーム屋根を一望でき、まるで絵のような眺めです。
映画『男はつらいよ』シリーズや、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』にも登場する、葛飾を代表する景色です!
二つの塔は、冬の午後から夕方にかけて眺めると特に素敵です。
東側に広がる江戸川を背にした塔は、夕日を受けてレンガの壁がより深い色合いに変わります。冬の澄んだ空の色に、トンガリ帽子とドーム屋根のシルエットが映えています。
夕方の江戸川堤サイクリングロードは、ジョギングをする人がたくさん行き交います。
寒い日が続きますが、運動不足の解消に、走りながらトンガリ帽子とドーム屋根の取水塔を眺めてみるのはいかがでしょうか。
【基本情報】
名称: 金町浄水場の取水塔
所在地: 東京都葛飾区金町浄水場1-1
アクセス: JR常磐線 金町駅から徒歩約15分 江戸川右岸
公式案内: https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/meisho/kanamachi.html