3種類のアプローチを比較!ランニング、ピッチエンドラン、ピッチ それぞれの特徴とは【ゴルフ】
アプローチの種類は大きく分けて3種類ある。ランニングアプローチ、ピッチエンドラン、ピッチショットだ。
それぞれの特徴を理解することで、コースの攻め方に幅が生まれる。オーソドックスなピッチエンドランをベースにしつつも、状況によっては他の種類のアプローチショットの採用も検討したい。
状況に応じて臨機応変に対応するためには、それぞれのショットのキャリーとランの割合を把握しておく必要がある。
3種類のアプローチ
ランニングアプローチ
はじめからボールを転がしてピンに寄せていくのがランニングアプローチ。ピンまで20ヤードの場合、キャリーが5ヤードで、ランが15ヤードのイメージになる。
8番前後のアイアンを使えばミスショットになりにくい。ダフりさえしなければ"ソコソコ”の結果になる。状況によるが、トップしても、トータルの飛距離はあまり変わらない(大オーバーも大ショートもあまりしない)。
ピッチエンドラン
ボールを少しだけ上げて途中から転がすのが、ピッチエンドラン。使用クラブはピッチングウェッジやアプローチウェッジ。ピンまで20ヤードの場合、キャリー9ヤード、ラン11ヤードのイメージになる。
特徴は特になく、あらゆる場面で、最も無難なアプローチショットだ。
ピッチショット
ボールを高く上げてピンの近くに落とし、ランを小さくするのがピッチショット。“上げて止める”ショットだ。使用クラブはサンドウェッジ。ピンまで20ヤードの場合、キャリー14ヤード、ラン6ヤードのイメージになる。
大きめの振り幅でスイングするため、ダフりやトップのリスクが高まるが、そのリスクを回避することができれば、バンカー越えなどの難しい状況からベタピンの期待が高まる。
ランニングアプローチの練習をしよう
多くのゴルファーにとってなじみのない種類のアプローチだろうが、ランニングアプローチをおすすめしたい。
グリーン上を転がる距離が長くなる分、傾斜の影響を大きく受ける。よって、グリーンの傾斜を正確に読むスキルが必要になる。そのような難しさが、ほかの種類のアプローチより大きい。
だが、メリットの方が大きい。小さめにスイングできることでミスヒットの確率が下がる。さらに、最初から転がすイメージを持つことで、ボールを上げにいくと生じるスイングエラーを抑えることができる。
“ボールは上がった方がイイ感じに見える”ものだが、“結果は転がす方がイイ感じ”になりやすいかもしれない。
<関連記事>
3種類のアプローチの特徴とそれぞれのメリットとデメリット(GOLFERS SUPPORT)