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トナカイさんへ伝える話(125)滋賀医科大生による集団性暴力事件、2被告は無罪主張

小川たまかライター

 3月23日大津地裁で、女性への強制性交等で逮捕された滋賀医科大学の学生3人のうち、片倉健吾被告(25)と木下淳弘被告(27)の初公判が行われた。

 2人は2022年3月15日夜、すでに実刑判決の出ている長田知大被告(25)と、被害者のXさん、その友人のYさんとともに飲み会をし、その後長田被告のマンションで長田被告と片倉被告が強制性交等を行い、その様子を木下被告や長田被告が撮影したとして起訴されている。

 長田被告は公判で「同意があると思っていた」と述べたものの無罪は争わず執行猶予判決を求めたが、懲役5年6月の実刑判決となり控訴中。

 一方、片倉被告と木下被告は今回の初公判でそれぞれ無罪を主張した。片倉被告は、Xさんとの行為には同意があり、腕を引っ張るなどした事実はないと主張。弁護人は、Xさんの承諾があったと認識していたので故意はないと無罪を主張した。

 木下被告は、Xさんに対して性的な行為や暴行・脅迫をしたことはないとして無罪を主張。この日の公判には7人の弁護団が出廷した。

 以下、詳細。(約2900字)

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

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