15日(月)の首都圏は、梅雨寒一転猛烈な暑さに、東京都内でも初猛暑日か
東京都内でも初猛暑日の可能性
東京都心は、おととい12日(金)まで4日連続で30℃以上の真夏日を観測しましたが、きのう、きょうは一転20℃前後と梅雨寒の様相を呈しています。
ところが今後は再び急激に気温が上昇する見込みです。
気象庁がきょう昼前に発表したあす15日(月)の予想最高気温によると、35℃以上の猛暑日を示す紫色が埼玉県や東京都内を中心に広がっているのが分かります。
今年これまでに東京都内で観測された最高気温は、6月10日八王子の33.6℃ですから、もし東京都内で35℃以上の猛暑日が観測されれば、今年初めてとなります。
また同じく、今年これまでに関東地方で観測された最高気温は、6月9日栃木県佐野の35.1℃で、関東地方の猛暑日はまだこの1地点のみですが、あすはさらに広範囲で猛暑日となる可能性があり、しかも局地的には体温並みの猛烈な暑さとなるかもしれません。
今夏の暑さに対して、環境省からは新型コロナ対策を含めた熱中症予防行動の留意点などが発表されていますが、とにかく30℃を大きく超えるような厳しい暑さの中でのマスク着用は、体内の熱が外に放出されにくく、熱中症にかかるリスクが大きく増大します。
ソーシャルディスタンスを維持できる場合はマスクを外すことが重要ですし、また息苦しさなど感じた場合は、適度にマスクを外すことが熱中症予防につながります。
暖気残りと日差し復活で気温上昇
現在、梅雨前線や低気圧の影響で、本州付近は激しい雨の降っている所があり、気象庁からは大雨に関する情報も出されています。
あす15日(月)になると、低気圧は東へ離れて、梅雨前線も日本の南へ南下する見込みです。
このため、本州付近は梅雨の晴れ間の広がる所が多くなり、特に上空1500メートル付近で18℃以上の非常に暖かな空気の残る首都圏で顕著に気温が上昇する計算となっています。
もし、山越えの西風が卓越した場合などは予想以上に気温が上昇する可能性もあり、その一方、雲が思いの他残ったりした場合などは、予想よりも上がらない可能性もありますが、いずれにしても梅雨寒から一転、広く真夏日となるのは間違いありません。
今は6月21日の夏至直前で、日中は日差しが強烈に照り付ける時期ですから、特に炎天下での行動は、熱中症に十分な警戒が必要です。