冬のもこもこ靴下、ちゃんと洗えてる?伸びや毛玉を予防してキレイに保つ2つのコツを洗濯研究家が解説
洗濯研究家の平島利恵です。冬の足元を暖かくしてくれる、もこもこ靴下。温かく心地よい履き心地で、お使いの方も多いと思います。でも臭いや毛羽立ちが気になったり、洗濯で伸びてしまったことはありませんか?今回は、素材に合わせた正しいお手入れ方法を紹介します。
もこもこ靴下のニオイの原因は?
もこもこ靴下は、温かさを重視するため、通気性の良い綿ではなく、ウール・アクリル・ポリエステルなどで作られています。そのため、足の裏から出るや皮脂が繊維に残りやすく、雑菌が繁殖しやすいのです。また、スリッパとの併用で湿気がこもりやすくなるのも臭いの原因の一つです。
臭いの元となる汚れは、靴下の内側に蓄積するので、洗濯時は裏返してから洗うことが大切です。
正しい洗濯の基本ステップ
- 裏返しにする
靴下の内側に蓄積する汗や皮脂、雑菌をしっかり落としましょう。 - 洗濯ネットに入れる
毛羽立ちや伸びを防ぐため、洗濯ネットを使用します。 - 洗剤を選ぶ
素材に応じて、ウールには中性洗剤、ポリエステルには液体洗剤を使いましょう。 - 洗濯機で優しく洗う
デリケートコースまたは標準コースで洗濯し、すすぎ2回以上でよくすすぎましょう。
キレイが長続きする洗い方のコツ
もこもこ靴下は、洗濯表示と素材に合わせて洗いましょう。
ウール素材の場合
デリケートなウールの靴下は、裏返してから洗濯ネットに入れ、優しく洗います。中性洗剤を使用し、デリケートコースか手洗いで。毛玉が出来てしまったら、こまめに取りましょう。
ポリエステル素材の場合
ポリエステルは汗・皮脂汚れが残りやすいため、裏返してから洗濯ネットに入れ、内側の皮脂汚れをしっかり落としましょう。
靴下に合う洗濯ネットの選び方
洗濯ネットは靴下と同じくらいの小さなものを選びます。大きいネットを使うと、ネットの中で摩擦により傷んでしまうので注意しましょう。
伸びを防ぐ正しい干し方
もこもこ靴下が伸びやすい方は、干し方も意識してみましょう。
- 平干しがおすすめ
伸びやすい素材は、平干しします。干す場所は直射日光を避け、風通しの良い日陰で。 - ピンチハンガーを使用する場合
履き口を挟み、つま先部分を下にして干します。これにより水分が下に流れ、形状崩れやゴムの劣化を防ぎます。 - 乾燥機は使用しない
高温は靴下を傷める原因になります。
もこもこ靴下は寒い季節を快適に過ごすためのマストアイテムです。正しいお手入れをすることで、暖かさだけでなく清潔さも保ち、長く愛用することができます。今年の冬は、少し手間をかけて、快適な履き心地を楽しみましょう!