【寝屋川市】子どもの第3の居場所「GOFAR’S」アトリエにカフェも併設、大人もほっとできる空間。
NPO法人 GOFAR BANK は、設立から10周年の2022年3月6日、子どもの第3の居場所「GOFAR’S」をオープンしました。
代表の馬場多絵さんにGOFAR’Sについてお話を伺ってきました。
多絵さんはご両親共に画家という家庭に育ち、ご自身も画家で絵画教室を主宰、グラフィックデザインのお仕事や絵本も出版されている方です。
「いぬのこたろう」ひかりのくに刊は、多絵さんが絵と文を手掛けた絵本です。
「My name is GOFAR」は、GOFARの物語。
多絵さんの心の扉を「トントン」とノックしてGOFARが現れたところから、お話が始まります。
ご自身も小さい頃から絵を描くことが大好きで、絵を描くことのよろこびを伝えたくてこの地でお絵描き教室Kids Art Landを始めたそうです。
子どもたちは、創造することが大好きです。
きれいで、上手な絵を描くことを目的としていません。
絵を描くこと、ものをつくることは、喜びであり、心を豊かにしてくれます。
多絵さんは、やわらかい感性を持っている子どものときこそ、絵を描くこと、ものをつくることを、 いっぱいいっぱい楽しんでもらいたいと考えています。
楽しむことにより、子どもたちの限りない才能があふれ出します。
多絵さんは豊かな心を持った、 また自信に満ちた人に成長してほしいとの思いで、お絵かき教室Kids Art Landを開き、子どもたちのそばで絵を教えてきました。
アトリエに通う子どもたちは絵を描くことが楽しくて、子どもたちの笑顔や笑い声がいつも溢れていましたが、ふと周りを見渡すと、この地球の上には絵を描くどころか、ご飯も食べられず、学校にも行ったことのない子どもたちが居ることを知り、たくさんの画材を手に海外の貧しい国々に旅に出るようになったそうです。
さらには日本の中にも、さまざまな理由から家族と暮らすことができなくなって児童養護施設で生活する子どもたちがたくさんいることを知って出張お絵描き教室を始めたそうです。
そしてご両親が遺されたこの場所を大人も子どもも一緒に寛げる空間にしたい、アートが持つ力を信じてアートに特化したスペシャルな居場所をつくりたい、そんな願いを込めて、こだわり抜いたアトリエとカフェ、サロンをオープンさせました。
GOFAR’Sは次の4つの柱で取り組みを進めています。
★子どもとお年寄りの方々のアトリエ「GOFAR’S Atelier」
こどもアトリエ 月・火・水・金・土
おとなアトリエ 木
★カフェ&貸スタジオ 「GOFAR’S Cafe & Studio」
カフェは火・木・土 13時~18時
カフェ営業の時間以外はお茶会やレンタルスペースとして使うこともできます。
カフェメニューは厳選した材料の珈琲・レモネード・クッキー。
このメニューボードも、もちろん多絵さんの作です。
厳選した材料を使用したゴーファークッキーは、ハンドメイドならではの味わいが美味しいです。
お天気の良い日はテラス席も利用可能です。
お隣の友呂岐神社の緑に癒されながら、カフェタイムをお過ごしください。
★子ども第3の居場所・子ども食堂「GOFAR’S Salon」
学校でも家庭でもない子どもの第3の居場所、学習支援やおやつの時間を設け、土曜日には食育に基づいた夕食を提供する子ども食堂「GOFAR’S KITCHEN」を開設。
子どもだけでなく、一人暮らしの高齢者など大人の方も予約すればワンコインで夕食を提供してくれるそうです。
★海外支援活動「Share the Happiness”描くよろこびは国境を越えて”」
世界を旅して絵を描き続けた多絵さんのお父様が生涯最期に訪れた場所チュニジア。
そのチュニジアに想いを馳せて、アトリエの扉を完成させました。
約6000個の鋲でつくり上げた魔除けの模様は、圧巻です。
この素敵な空間は多絵さんの想いがぎゅっと詰まっているのですね。
アトリエは子どもだけでなく、地域で孤独になりがちな高齢者や障がいをお持ちの方も利用できます。
この黒板も子どもたちのお気に入りのキャンバスです。
カフェ利用のみもできますので、神社の隣でパワーが湧いてくるこの素敵な空間で、癒しのひとときを過ごしてくださいね。
【施設情報】
GOFAR’S
NPO法人 GOFAR BANK事務所
〒572-0082
大阪府寝屋川市香里本通町19−6
Tel072-832-0547
2008年創設
2012年03月06日特定非営利活動法人 認証