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勝ち運なかった釜山ロッテの助っ投が7月4連勝 7回無失点で防御率1点台に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ダン・ストレイリー(写真:ロッテジャイアンツ)

25日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止となり、4試合が行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-ロッテジャイアンツはロッテが6-3で勝利。ロッテの先発ダン・ストレイリー投手がキウム打線を7回無失点に抑えました。

ストレイリー投手は被安打2、四死球3。投じた102球のおよそ半分を直球とスライダーが占め、左打者の外角高めへの空振りを誘う140キロ台後半のストレートと、ストライクゾーンからボールになる落ちるスライダーを武器に8つの三振を奪いました。

KBOリーグ1年目のストレイリー投手は開幕以後、好投してもなかなか白星がつかない試合が続きましたが、7月は5度の登板で負けなしの4連勝。今季15試合目で5勝目(2敗)を挙げました。

ストレイリー投手はこの日の投球で防御率が1点台となってリーグ2位の1.88。奪った三振も97個でク・チャンモ投手(NC)を抜いて、1位に躍り出ました。敗れたキウムは4連敗でKIAタイガースと入れ替わって、3位とゲーム差なしの4位に順位を下げています。

◆「あすから有観客。テジョンは27日から」

開幕から82日、ようやくあす26日から2球場を除き、観客を入れて試合が行われます。入場可能な人数は球場の収容人員の10%以内です。

なおハンファイーグルスの本拠地・テジョンは25日の試合が雨天順延となって行われる、27日から有観客試合となります。

(関連記事:一部地域を除き26日から有観客開始 スタンドでの飲食は不可

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

8回裏、二塁打を放った4番キム・ジェファン選手の代走で出場。次打者のヒットで6点目のホームを踏みました。9回表からレフトの守備に入り、試合は7-3でLGツインズに勝利しています。

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以下が4試合の結果です。

◇7月25日(土)の結果

・トゥサン 7- 3 LG(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:ケリー

・キウム 3- 6 ロッテ(コチョク)

 勝:ストレイリー

 敗:ハン ヒョンヒ

・KT 6- 2 NC(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:ライト

・ハンファ 中 止 SK(テジョン)

 勝:

 敗:

・KIA 8- 2 サムスン(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:ウ ギュミン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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