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SSGの選択はエリアス 白川は6週間の契約期間を終えチームと別れ。今後は?<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
契約が終了。ベンチ前での送別会の白川恵翔(写真:SSGランダーズ)

7月2日のKBOリーグは2試合が雨で中止。3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

キウムヒーローズ-LGツインズ(コチョク)は8回裏、1点を追うキウムが4連打と犠牲フライで3点を挙げて逆転。4-2で勝利し連勝を5に伸ばした。

映像:逆転勝利したキウム(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「SSGが白川との契約を終了」

SSGランダーズは代替外国人選手として6週間の契約を結んでいた投手、白川恵翔(前四国IL・徳島)との契約終了を発表した。左内腹斜筋の故障で離脱していた左腕投手のロエニス・エリアスが回復。後半戦の戦力になると判断し、エリアスの復帰が決まった。

白川とエリアスはどちらも2日からのチャンウォン遠征(NCダイノス戦)に同行。エリアスは3日の先発登板が予定されている。

2日は試合開始予定時刻直前に雨天中止が決まり、三塁側ベンチ前で白川の送別会が行われた。白川にはチーム一同から額縁に入ったサイン入りユニフォーム、寄せ書きが入った6月1日の初登板初勝利時のメンバーボードが渡された。

白川を囲んで記念撮影を行うSSGの面々(写真:SSGランダーズ)
白川を囲んで記念撮影を行うSSGの面々(写真:SSGランダーズ)

寄せ書き入りのメンバーボードを手にする白川とチェ・ジョン(写真:SSGランダーズ)
寄せ書き入りのメンバーボードを手にする白川とチェ・ジョン(写真:SSGランダーズ)

今後の白川はKBO他球団からオファーがあり、それを本人が受け入れれば継続して韓国でプレー。オファーなし、もしくは白川が移籍を望まなければ帰国し、徳島に復帰となる。徳島球団は本人の意思を尊重するとしている。

徳島は6月1日に2年連続6度目の前期優勝を決め、先月末から後期がスタート。来週9、10日には巨人3軍との交流試合を予定している。

(関連記事:まるで韓国ドラマ!? 日本人投手が主役の「サクセスストーリー」は今週最終局面に 「室井昌也 月に2回は韓情移入」スポニチアネックス)

◇7月2日(火)の結果

・トゥサン 中 止 ロッテ(チャムシル)

・キウム 4 - 2 LG(コチョク)

 勝:チュ スンウ

 敗:チョン ウヨン

・ハンファ 5 - 6 KT(テジョン)

 勝:パク ヨンヒョン

 敗:パク サンウォン

・サムスン 5 - 9 KIA(テグ)

 勝:チョン サンヒョン

 敗:キム ジェユン

・NC 中 止 SSG(チャンウォン)

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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