【パートナーと考えが合わない】心理カウンセラーが実践する3つの打開策!教育方針は別に合わなくてもOK
パートナーと考えが合わず、意見がぶつかってしまうという経験はないでしょうか。「子育ての方針が合わない」「家事の分担がうまくいかない」「価値観が合わない」など、さまざまな悩みがあるでしょう。育ってきた環境や性格・思考も違うため、自然なことではあるものの、相手が歩み寄ってくれず、どちらかが我慢をしている状態ではストレスがたまってしまいます。状況を打開するための方法を考えてみましょう。
1. お互いの気持ちを理解し合う
感情的に話すのではなく、まずはお互いの状況を話し合う時間を設けてみましょう。仕事や育児でストレスがたまって疲れているのか、体調がよくないのか、個人的な悩みを抱えているのかなど、言葉にはしないけれど態度で気になるところがあれば、原因を探ってみましょう。感情的にならず、共感の姿勢で接することが大切です。お互いの状況や気持ちを理解し合うことで、互いに歩み寄れるのではないでしょうか。
2. 具体的な解決策を考える
お互いに理解し合うことで、気持ち的には一旦落ち着きはするものの、根本的な解決には至らないかもしれません。その場合は、具体的な解決策を考えてみましょう。男性の思考傾向として「解決策を出したい」、女性の現実的で「行動で示してほしい」という欲求が合致する部分ともいえます。例えば、お互いが日常でやっている家事を紙に書き出し、同じ数だけ割り当ててみるなど。目に見える形でお互いが納得のいく方法を考えてみましょう。
3. プロの手を借りる
「何度話してみてもお互いに歩み寄れない」「こだわりが強く違いを受け入れられない」「そもそも話し合いにならない」などの場合は、大きなトラウマや心に病を抱えている可能性も考えられます。そういった場合は、カウンセリングやセラピーなどを受けるのも一つの手です。「なんか合わないかも」と直感で感じたときは、その直感を信じてみることも大切です。結婚をゴールにしない、「子どもができたら変わるかも」などと状況による変化を期待し過ぎず、コミュニケーションと理解での解決を心掛けましょう。
カウンセリングやセラピーを受けることに抵抗がある人は多いと思います。大切なのは当事者同士ではなく、関係のない人に状況を話してみるという行動です。そうすることで、自分や相手のことを客観的に捉えられるようになり、相手の気持ちを考えられるようになったり、自分の考えかたを見直すきっかけになります。家族や親戚・友人などに相談する際は、主観的でなく客観的にどう思うか聞いてみるとよいでしょう。
さいごに
「パートナーと子どもの教育方針が合わない」と悩んでいる場合は、双方が納得できる方法を考えるよりも、子どもに「人には多様な考えがあること」を実感させることを重視してみてはいかがでしょうか。夫婦2人とも厳しいと、本来落ち着けるはずの家庭でも子どもは息が詰まってしまいます。「厳しい人もいれば、適当な人もいる」そういった学びが、子どもにとっても大切なのではないでしょうか。さらにいえば、親が選択肢を与えるだけでなく、子ども自身が考えて決断することが重要なのではないでしょうか。