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【ひらがなの習得よりも時間がかかる時計の理解】マイペースな子が時間を考えて行動できるようになるコツ

ピッグママチャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー
Photo:pixabay

「登園前にいつもバタバタしてしまう」「片付けが全然進まない」「遊びに夢中で、なかなか帰れない」といった悩みは、子育て中の誰しもが経験することではないでしょうか。子どもに日々「急いで」「早くして」と言うことに疲れ、時計の読みかたを教えているけれど、苦戦しているという親御さんもいるかもしれません。子どもが時間を意識し、行動できるようになってくれたら、日々の育児にも少し余裕が生まれそうですよね。子どもが時計を読んだり、時間を理解するのが難しい理由を理解したうえで、お子さんが時間を意識し、行動できるようになるコツを考えてみましょう!

子どもは実際に目で見て理解する

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子どもにとって、実際に目で見ることのできない『時間』を理解するのは、私たち大人が想像する以上に難しいこと。「あと5分で家出る時間だよ!」と言われても、ピンとこないのです。子どもが時間や時計を理解するのが難しい理由を、まずは考えてみましょう。

1. そもそも時計の役割がよくわからない

私たち大人は「8時に家を出れば間に合う」などの予測・見通しを立てて行動することができますが、子どもにとっては、「何でこの時間にこれをしないといけないの?」という状態のことが多いです。例えば、時計があると待ち合わせができる、好きな番組が始まる時間がわかるなど、時計があると便利・楽しいといったことを最初に実感させるところから始めてみてはどうでしょうか。朝起きてから、寝るまでの1日のスケジュール表を作り、家族でその通りに過ごしてみるなども有効です。

2. 時計の読みかたが難しい

「数字の6なのに、どうして半になるの?」「なんで数字が12までしかないの?」「どうして1なのに5分になるの?」など、子どもにとっては、時計は複雑でわかりにくいものだそうです。ひらがなのように読みかたが1つではなく、漢字のように音読み・訓読みがあり、書きかたも難しい、そういったイメージなのです。

3. 時間感覚がまだそこまでない

大人と子どもでは時間の感覚が違います。例えば、大人は「5分」という時間を短い時間と捉えるでしょう。一方で、子どもは5分あれば、3つくらいのことができる長い時間と捉えていることが多いです。毎日この時間になったら片付けるなど、1日の中で "時間" を意識する習慣をつけることが大切です。準備や身支度を何分でできるか、タイマーやストップウォッチを使って試してみるなども有効です。 

時計を教えるのに最適なのは、4~5歳の年中さん

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時計や時間を教えるのに最適なのは、何歳ごろなのか気になりますよね。個人差もありますが、数字が読めるようになる、年中さん(4~5歳)から意識するのがよいでしょう。年長さんになると、ラン活や入学準備、名前を書く練習・交通ルールや通学路の確認など、親も教えることが多く、忙しいのが実情です。園生活にも慣れ、親も比較的に余裕がある、年中のうちに取り組むのが最適だと考えられます。

時間を意識し、行動できるようになるコツ

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時計や時間を子どもに教えるうえで、意識したいポイントをご紹介します。

  1. 時間の流れと自分の生活をつなげて考える。
  2. 「長い針が1周回ると、短い針が1つ進む」という時計の仕組みを理解する。
  3. 「どうして時間を守って行動する必要があるのか」を考える。
  4. 「時間を守ると、次にやることを気持ちよく始められる・相手が喜んでくれる」などを実感できるよう工夫する。
  5. タイマーや砂時計を使い、ゲーム感覚で「時間内に終わらせる」ことに挑戦する。

1は保育園や幼稚園に通うことで、自然と身についている場合もあります。次に時計の仕組みを理解し、時間という概念を考えることで、自発的に行動できるよう促します。そして、時間を体験(体感)するという流れです。

さいごに

自分の子どもは、とてもマイペースですが、時計や時間への理解が、自ら考え行動することにもつながっているように思います。朝なかなか起きれないことが多く、子どもに自分専用の目覚まし時計を用意したところ、自ら「明日はこの時間に起きる」とアラームをセットし、その時間に起きるようになりました。毎日思う通りに行動できるわけではないですが、時間をかけて、自発的に行動できるようになっていけるよう関わっていくことが大切だと思いました。

チャイルドコーチングアドバイザー/メンタル心理カウンセラー

一児の母として、コーチングや心理学を子育てに応用する方法などを発信。産後うつや育児ノイローゼを経験し、発想の転換や思考の癖などを理解することで克服。実践しやすい「育児や人間関係の問題」に役立つ物事の捉えかたを一緒に考えていきましょう!

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