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【宇治市】築100年の古民家カフェ「喫茶 六地蔵」はカフェだけでなく、レンタルスペースとしての活用も

さかみち地域ニュースサイト号外NETライター(宇治市・城陽市)

2023年8月に、オープンして丸2年を迎える「喫茶 六地蔵」さん。

間もなく築110年を迎える趣のあるたたずまいで、何とも言えないノスタルジックな気持ちになります。

店主さんが子どもの頃住んでいた場所でもあり、書道教室をされていたお父様が亡くなられたことをきっかけに、喫茶店を始められたそう。そのため、当時の書道用品もステキなディスプレイとして飾られていました。

「喫茶 六地蔵」さんがあった場所は、奈良街道。多いときは10店舗程が並ぶ通りだったのが、今はひっそりとしてしまい、高齢化も進んでいます。

店主さんは、みんなが集える場所を作りたいと、大好きだった珈琲を出すお店としてオープンすることを決意されます。

温かい珈琲のメニューは16種類以上。すべて注文を受けてから抽出するので、待ち時間も楽しんでもらえるようお好みのカップを選べるシステムになっています。

お店を一緒に切り盛りするのは、営業・広報担当の奥様です。手書きの文字はすべて奥様によるもの。お客様のために、わかりやすいようにと、さまざまな工夫をされています。

お客様の要望にお応えしていくうちに、食事メニューも増えてきましたが、ダントツの人気メニューは、自家製のシフォンケーキ!

基本的に「本日のシフォンケーキ」として、1日1種類だけを用意されていますが、この日は特別、2種類あったので、両方いただきました!

種類は全部で20以上あるそう。店主さんがみずから採ってきたよもぎや、自家栽培のミントを使ったシフォンケーキなどレアなものも多いんです。

また、地元を大切にされていることから、宇治市の歴史資料に関する本も置かれています。おぐら池のこと、鉄道のこと、昭和の子どもたちの暮らしなどを感じられる資料は、このレトロな空間で読むと、さらにいい感じ!

お2人とも「お客様のために」という点を第一に考えていらっしゃる点もステキです。いただいたリクエストにはなるべく応えたいと、「応相談」としながらも開店時間より早めの来店を受け入れたり、場所を貸したりといったサービスも行われています。

テーブル席の奥にあるお座敷がこちら。喫茶スペースとして使うこともできますが、「この雰囲気がステキだから」と、対談や撮影場所として使いたいというご要望にも応えられています。先日は東京からお客様が来られたそうですよ。

確かに、昔の田舎のお家を再現したようなこのスペース。昭和レトロが注目されているこの時代に、人気がでるのもうなずけますね。

さらに、和室の奥には、日本庭園を思わせるお庭も!

一度足を運んでから、お店と珈琲、そしてご夫婦の温かさに魅了され、常連さんとなる方も多いそうです。とても温かく居心地の良い「喫茶 六地蔵」。ぜひみなさんも、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【基本情報】
喫茶六地蔵
所在地:京都府宇治市六地蔵札ノ辻町11
電話番号:0774-31-5064
休業日:火曜日・第2水曜日
営業時間:12時~18時30分
公式Instagram

地域ニュースサイト号外NETライター(宇治市・城陽市)

地域ニュースサイト号外NETで京都府宇治市・城陽市を担当しています。メルマガ制作からスタートしライター歴は約15年、現在はWeb記事制作を中心に活動中です。2020年には「世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」を出版しました。城陽に住んで約50年、子育ても終わり、「地元に貢献する仕事をしたい」と2021年より号外NETのライターを始めました。宇治市・城陽市のお店やイベント、地域活性化のためにがんばる人々を「情報発信」という形で応援していきます。

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