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スキンシップが激しすぎる子の5つの特徴【現役教師が解説!】

ナナホシ教育/子育て/学校

「先生! またKくんが抱きついてくるんです!」

「K君、どうして抱きついちゃうの?」

20年近く小学校で教えてきて、スキンシップの激しい子どもたちには本当によく出会います。抱きつく、くっつく、ベタベタする...。時には「もう、やめてー!」と聞こえてくることも。

みなさんのお子さんや、お近くのお子さんにも、そんな子いませんか? あるいは、自分の子どもの頃を思い出して「あ、私もそうだったかも」なんて思い当たる節はありませんか?

今日は、そんな「スキンシップが激しすぎる子」について、私が長年観察してきた特徴をお話ししたいと思います。これを読んで、ちょっとでも「なるほど」と思っていただければ幸いです。

スキンシップが激しすぎる子の5つの特徴

1. 愛情表現が体を通じてしかできない子

言葉で「好き」って言うのが恥ずかしくて、体で表現してしまう子がいます。例えば、友達が好きすぎて毎朝抱きついてしまう。「おはよう!」の代わりにギュー!っと抱きつく。相手にとってはすごく迷惑ですよね。

2. 自己コントロールが難しい子

頭では「ダメかも」って分かっていても、体が勝手に動いてしまう子もいます。休み時間になるとすぐに友達にくっついてしまうことも。迷惑している子は多いです。

3. 他人との距離感がつかめない子

自分と他人との適切な距離が分からない子もいます。「自分が大丈夫だから」と思って、友達の肩に頭をのせたり、腕を組んだり。でも、相手は困惑している...。そんな場面、よく目にします。「もし逆の立場だったら?」って聞くと、はっとした顔をする子が多いですね。

4. 安心感を求めている子

誰かと触れ合うことで、安心感を得ようとしているんです。授業中、隣の子の肩にもたれかかるEくん。注意すると「だって、そうすると落ち着くんだもん」って。家での触れ合いが少ないのかな...なんて考えさせられることもあります。

5. 感覚過敏な子

触覚が敏感すぎて、常に誰かに触れていないと落ち着かない子もいるんです。Hちゃんは、いつも誰かの手を握っていないと不安そう。一人でいると、嫌なんだそうです。そういう子は、むしろスキンシップで安定を図っているんですね。

まとめ

いかがでしたか? 「スキンシップが激しすぎる子」の特徴、なんとなくイメージできましたか?結局のところ、こういう子たちは、体を通じて「私のこと見て! 大好きだよ! 安心させて!」って必死に訴えかけているんです。言葉よりも、体で表現する方が得意なんですね。

正直、私たち大人だって、子どもの頃はこんな感じだった人も多いんじゃないでしょうか。私自身、小学生の頃は友達とよくじゃれあって遊んでいました。今思えば、あれも一種のスキンシップだったのかもしれません。

ちょこっとアドバイス

社会生活を送る上では、適切な距離感を学ぶことも大切です。だからといって、すぐに厳しく叱るのではなく、まずは気持ちを受け止めることが大切だと思います。

スキンシップの激しい子を見かけたら、「どうしたの?」って優しく声をかけてみてください。そして、適切なスキンシップの取り方を、一緒に考えてみるのはどうでしょう。ハイタッチとか、肩ポンとか...。

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