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Bluetooth無しでもワイヤレス?超高音質で遅延なしのCYBERBLADEが凄い

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

ヘッドフォンだと髪の毛ぺちゃんこになるから片方無くなったって俺は完全ワイヤレスイヤホンを使い続けるんだ!というみなさんこんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。

完全ワイヤレスイヤホンはもうAirPodsで決まりでしょ、と興味を失ってました。なんなら最近は骨伝導が快適すぎてワイヤレスイヤホンすら使わなくなっていて...。そんな状況にも関わらず興味がわいたのがこれ、CYBERBLADEです。

ほぼ非圧縮の音を超低遅延で送れるので、ゲーム機など外出先以外でも使いたくなる。充電ケースもデスクトップではボリュームノブとして使えるなど、これまでにない用途が魅力!

ケースがボリュームノブとして使えるのが思ったより便利
ケースがボリュームノブとして使えるのが思ったより便利

今回は発売前に試す機会をもらえたので良いところ、悪いところ含めて書きます。気になっている方の購入の参考になれば幸いです。

Bluetoothって実は音質が悪い

ワイヤレスなのに超低遅延、さらにBluetooth非対応の機器でも使える、と聞いたら一体どうやってるの?って興味が湧いちゃいますよね。

デザインはPlayStationでもおなじみのHorizon Zero Dawnから着想を得ているそう
デザインはPlayStationでもおなじみのHorizon Zero Dawnから着想を得ているそう

カラーはシェルブラック、ゴーストホワイト、ダークサイドの3種類、シェルブラックは虹色に反射する鏡面仕上げでダークサイドはマットなブラックになっている
カラーはシェルブラック、ゴーストホワイト、ダークサイドの3種類、シェルブラックは虹色に反射する鏡面仕上げでダークサイドはマットなブラックになっている

そもそもBluetoothって音が良くないの知ってましたか?Bluetoothで接続している以上、送れる音の上限があるからです。完全ワイヤレスイヤホンの売り文句が「ノイズキャンセリングが凄い」とか「バッテリーが長持ち」とかになってるのはそのため。

一番良い音質でも48KHz/24bit、それだと結構遅延してしまうというのがBluetoothの限界
一番良い音質でも48KHz/24bit、それだと結構遅延してしまうというのがBluetoothの限界

一応aptX HDならハイレゾもいけるんですが、遅延が結構ある...。音楽を聴くだけならいいけど、映画などを高音質で聴きたい用途には使えないんですよね。あとは機器がaptX HDに対応している必要があるなど、使える場面がかなり限られているのが現状です。

送信・受信双方が対応している必要があるのも難点。ちなみにiPhoneでは使えません
送信・受信双方が対応している必要があるのも難点。ちなみにiPhoneでは使えません

以上から音質を追求するなら有線だよね!となっていたのがこれまで。そこに風穴を開けたのがCYBERBLADEなんです。ケースにもチップを内蔵し、伝送を中継することでほぼ非圧縮の音を36msという超低遅延で伝送できるようにしています。

ケースにチップを内蔵して充電以外の役割を持たせた発想が素晴らしい...
ケースにチップを内蔵して充電以外の役割を持たせた発想が素晴らしい...

AirPodsとCYBERBLADEの遅延比較

この方式なら機器がaptX HDに対応・非対応関係なく使えます。なんならBluetooth機能が付いていないNintendo Switchもワイヤレス化できちゃいます。ケースを中継機にしたおかげで、ワイヤレス、かつ高音質で聴ける機器がが大幅に増えました。

ケースと機器をUSB-Cケーブルでつなぐだけでほとんどなんでもワイヤレス化できちゃうのがすごい
ケースと機器をUSB-Cケーブルでつなぐだけでほとんどなんでもワイヤレス化できちゃうのがすごい

Bluetoothイヤホンでは超えられなかった技術の壁を発想で超えてきたのがすごい。他のワイヤレスイヤホンはいらないけど、CYBERBLADEは欲しいなと思わせてくれました。

イルミネーションに充電ノブ、ケースの七変化が魅力的

実用性もよく考えられています。ケースは単体でもゲーム機などと接続できますが、ドックも付属しているので持ち出すときはパッとかばんに入れられます。

置いてよし、持ち出してよし、と良く考えられてます
置いてよし、持ち出してよし、と良く考えられてます

帰宅後は充電を兼ねてドックに置くとパソコンなどと接続、デスクのヘッドフォンとして使えます。さらにケースのふたを回すと音量調節が可能!ワイヤレスイヤホンて音量調節が面倒な時、意外とあるのでこの機能はGOOD。

ノブやドックも細部までよく作り込まれていて高品質、「使いたい!」と思わせてくれます
ノブやドックも細部までよく作り込まれていて高品質、「使いたい!」と思わせてくれます

パソコンやゲーム機と接続中、電話がかかってきたらケースぶたをダブルタップするとスマホに切り替わってくれてスムーズに話せます。イルミネーションはいらないかなと思っていたけど、見ていて綺麗なので僕は気に入りました。

ゲーミングPCとか、光らせるの嫌いな人いるけど俺は嫌いじゃないよ...華やかになって良き
ゲーミングPCとか、光らせるの嫌いな人いるけど俺は嫌いじゃないよ...華やかになって良き

充電ケースがしっかりと役割を持っているので、家でどこかにいっちゃうこともなくなったし、本当によく考えて作られてるなという印象でした。

ノイキャンはちょっと弱め、試してから買えるのは良い!

ちょっとイマイチだなと思ったのはノイキャンの効き具合。わりとしっかり耳に入れてもAirPodsと比べると弱めです。環境音はしっかりキャンセルしてくれるんですが、話し声の帯域はあまり消えないようです。まぁその分ノイキャンしたまま話しかけられても反応できるので、ここは好みが分かれるところかもしれません。

付属品一式。シリコンとメモリーフォーム両方のイヤーピースが付属するので、しっかりとフィットさせればその分ノイキャン性能も高まります
付属品一式。シリコンとメモリーフォーム両方のイヤーピースが付属するので、しっかりとフィットさせればその分ノイキャン性能も高まります

もう一つ気になるのは価格。ここまでの機能が入ってるから当然といえば当然ですが、一般販売価格52,000円(税込)はなかなか手が出しづらいですね。AirPodsのようなセカンド的な立ち位置じゃなくて、デスクとゲームと外出時全て置き換える!ということであれば買いだと思います。AirPods Proも39,800円だし、円安早く終わらないかなと思っちゃいますね(苦笑)

機能性から考えると自宅用ワイヤレスヘッドホンと同等なので、それと比較すれば妥当な価格かも
機能性から考えると自宅用ワイヤレスヘッドホンと同等なので、それと比較すれば妥当な価格かも

値段は迷うところですけど、音質は明らかに解像度が違うというかシャープだなとわかるレベルで違いがあります。都内であれば2月末まで試聴ができるようなので買う前に試すのをおすすめします。

二子玉川 蔦屋家電では1/21まで、b8ta Tokyo - Shinjuku Maruiでは2/28まで製品が試せるそうです
二子玉川 蔦屋家電では1/21まで、b8ta Tokyo - Shinjuku Maruiでは2/28まで製品が試せるそうです

スマホだけじゃなく自宅のいろんな場所で使えるよ、という提案はすごく斬新で良いなと思いました。ゲームの音声を遅延なくワイヤレスで聴けるのはかなり良いかもしれない、ムレないし軽いし。ゲーム時間の長い人には特におすすめかなと思いました。

製品販売サイト
CYBERBLADE
https://www.makuake.com/project/angrymiao_cyberblade/
(Makuakeでは1/30までの販売)

メーカー公式サイト
Angry Miao
https://www.angrymiao.com/cyberblade/

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著者SNS
Instagram: ヒデ-兼業主夫の日常@hidenori.kimura
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テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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