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献立に悩む妻。旦那に「何が食べたい?」と聞いたら「サムギョプサル」これが一番ダメな返し

rii料理人・調理師

旦那に「今夜、何食べる?」と聞いてしまったことを後悔することに。

妻になり数十年経つのに、毎晩の献立に悩む日々。

どうしても献立が決めれない時の私の口癖が

「なに食べたい?」

これは聞いた相手に好きなものを食べても良いよ、ということではなく

献立のヒントがひとつでも見付かれば!という妻の最後の手段であり

「妻は献立に悩んでいるんだ」

「妻は大変なんだ」ということを知らせたいだけ…

聞いておいて何ですが

理想の返しは「俺が作ろうか?」

「冷奴で良いよ」「テイクアウトでもしようか」

この返しを心のどこかで待っているのですが

それに全く気がつかない我が家の旦那。

「サムギョプサルがいい!!」

と、返しやがった。

サムギョプサルとは家にある材料で作れる訳もなく

野菜もえごまの葉など、どこにでも売ってるようなものではない。

この返しが一番ダメな例なのですが、聞いてしまったからには仕方ない。

もう二度と「何が食べたい?」なんて聞くもんか!と思いながらも

まずは買い物に行く前に家にあるもので下準備

娘ちゃんが喜んで食べてくれるようにと母はうずらの卵をトトにデコることにまず決定。

サムギョプサルにうずらの卵を使うのは私だけでしょうか

こってりの豚バラ、これに軽く焼いたうずらの卵がよく合うんです

(一度お試ししてみて下さい)

奇跡的にうずらの卵が家にストックしてあったので、買い物前に下準備。

半分だけ韓国風に煮込みました

ここで買い物へ

えごまの葉、レタス、カイワレ大根、豚バラなどを忘れないように紙に書いて行ってきました

帰宅したらいい具合にうずらの卵が色づいたので、トトロに変身させます

うずらの卵のサイズは小さい…

しかも20個

この時点で「何でトトロにしようと思ったんだろ」と少し後悔が生まれました

何とか作り上げた時にはすっかり日が暮れてました

おうちでサムギョプサルをするとなると

ホットプレートを食卓に出して豚バラを焼きながら食べるのが定番ですが

お肉をやくのにはちょっとこだわりが。

ホットプレートではなく南部鉄器のグリルパンで焼きます

鉄の効果でお肉が柔らかくなってくれるんです

ここで軽くうずらの卵も一緒に焼いてあげると、もう絶品です

えごまの葉に豚バラ、ナムル、コチュジャン、うずらの卵を包んで食べると

う、旨い!!!

手間ひまかけて作ったご飯はやっぱり旨い。。。

しかし、たった一言「何が食べたい?」で、こんなの手間がかかることになるとは。

でも美味しいものを食べると気持ちが優しくなれるってもんです

旦那に聞かないままだったら、絶対に食べていなかったサムギョプサル。

ちょっと聞いて良かった?カモ?と思う妻でした

▼妻が頑張って作ってる動画もあります

終わり良ければ総て良し

とはこの事でした

見ていただいてありがとうございました

料理人・調理師

子どもが喜ぶかわいいご飯作りが趣味の料理人です。レストラン、カフェ、料亭での修業を経て料理家になりました。著書「かんたん!かわいい!子どもがよろこぶお弁当」2023年2月発売

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