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1000登板のチョン・ウラムが岩瀬超えで今季終了/SSG、NCの3位争い最終戦へ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
15日に1003登板となったチョン・ウラム(写真:ハンファイーグルス)

16日のKBOリーグは3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ハンファイーグルスのリリーフ左腕、チョン・ウラム(38歳)は15日のロッテジャイアンツ戦で通算1003登板となって、岩瀬仁紀(元中日)が持つNPB記録の1002試合を上回った。チョン・ウラムは16日もロッテ戦の9番手として今季52試合目のマウンドに上がり、打者1人を抑えて通算1004登板で今シーズンを終えた。

チョン・ウラムは2004年にSKワイバーンズ(現SSGランダーズ)に入団。チェンジアップを得意球に2度のホールド王(08、11年)になるなど活躍した。ハンファ移籍後は抑えとして最多セーブ(18年)のタイトルを獲得。自らが持つリーグ最多登板記録を更新し続けている。

また、残り2試合で3チームが3位を争う大混戦の順位争いは、4位SSGランダーズと5位トゥサンベアーズが対戦。接戦となったゲームは3-2でSSGが勝利。敗れたトゥサンの5位が確定した。トゥサンはワイルドカード決定戦で4位チームと対戦する。

また3位のNCダイノスはKIAタイガースに2-4で逆転負け。NCは4位に後退、SSGが3位となった。3、4位はあすの最終戦で決まる。3位は準プレーオフへ、4位はトゥサンとのワイルドカード決定戦に進む。

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2023年 KBOリーグポストシーズン日程表

◇10月16日(月)の結果

・トゥサン 2 - 3 SSG(チャムシル)

 勝:エリアス

 敗:アルカンタラ

・ハンファ 2 - 7 ロッテ(テジョン)

 勝:シン ジョンラク

 敗:イ ミンウ

・KIA 4 - 2 NC(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:イム ジョンホ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「サムスンのGMにイ・ジョンヨル代表コーチ」

サムスンライオンズは球団団長(GM)に野球解説者でアジア大会韓国代表チーム守備コーチの、イ・ジョンヨル氏が就任したと発表した。同団長は現役時代、LGツインズで両打ちの内野手として活躍。引退後はコーチ、解説者を務め、また代表チームでは度々戦力分析を担当するなど理論派として知られている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

今季最終戦となるハンファ戦に1番レフトで出場。1打席目空振り三振、2打席目サードファウルフライ、3打席目レフトフライ、4打席目サードフライ。5打席目は8回表2死一、二塁で一、二塁間をやぶるタイムリーヒットを放った。

⇒ 安田権守に釜山ロッテのファンが別れの大合唱

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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